受験コラム

神戸大学に行きたいと考える入学希望の方も多いのではないでしょうか。しかし、どのような勉強方法や対策方法をすればいいのかわからないという受験生も多いと思います。そこで本ページでは、神戸大学の入試方式や倍率などのデータをご紹介します。是非参考にしてみてください。

神戸大学とは

神戸大学は、1902 年に高等教育機関として設置された神戸高等商業学校を創立の起点としており、100年をこえる歴史をもっている大学です。筑波大学、お茶の水女子大学、千葉大学、横浜国立大学などと共に、旧帝大に次いで難しく人気のある大学です。最近では上記の大学に神戸大学を入れた大学群のことを「TOCKY」と呼ぶこともあります。

TOCKYの偏差値を比較すると以下の通りです。

大学名偏差値
筑波大学55.0~67.5
お茶の水女子大学55.0~67.5
千葉大学50.0~72.5
神戸大学55.0~67.5
横浜国立大学55.0~67.5

神戸大学は世界64カ国、369機関と学術交流協定を結んでいるだけではなく、ベルギー・中国・アメリカに拠点を設置しています。また、「神戸グローバルチャレンジプログラム」というものを実施しており、学生が海外のフィールドで学修活動を行う短期のプログラムになっています。このプログラムによって得られた学修成果は、総合教養科目の「グローバルチャレンジ実習」として単位をもらうことができます。また、「バリュースクール」という研究科・学部の壁を越え、様々な専門分野の学生が一緒になって、新しい価値を生み出す活動や講義を通して学び、自らの専門分野を俯瞰的に理解する場が提供されています。さらに、学生から教職員に対して起業支援を行っている「アントレプレナーシップセンター」も設置されています。ただ学ぶだけではなく、将来を見据えた学びができることは神戸大学の良いところと言えるでしょう。さらに神戸大学は日本で初めて経営学部が設立され、国内で唯一海洋政策科学部を設置している大学でもあります。

神戸大学の学部について

学部学科
文学部人文
法学部法律
経済学部経済
経営学部経営
理学部数学物理化学生物惑星
工学部建築市民工電気電子工機械工応用化学
システム情報学部システム情報
農学部食料-生産環境工学食料-食料環境経済学資源-応用動物学 資源-応用植物学 生命-応用生命化学 生命-応用機能生物学 
海洋政策科学部海洋政策科学
医学部医 医療創成工保健-看護学 保健-検査技術科学 保健-理学療法学 保健-作業療法学 
国際人間科学部グローバル文化 発達コミュニティ 環境共生子ども教育 

神戸大学は11の学部を設置しています。特に経済と経営の分野に関しては、神戸大学の前身である神戸高等商業学校が全国で2番目の高等商業学校ということもあり、古くからの歴史があります。システム情報学部は、2025年4月に工学部情報知能工学科をシステム情報学部に改組するという形で設置されました。また、神戸大学が文部科学省の「令和5年度 大学・高専機能強化支援事業(高度情報専門人材の確保に向けた機能強化に係る支援)」のハイレベル枠に選定されることとなり入学定員の大幅な増加が行われることになっています。大学・高専機能強化支援事業とは、国から大学への支援制度で、一般枠・特例枠・ハイレベルの3つの枠があります。神戸大はハイレベル枠の申請が通り、研究科等の設置・増員、学部等の設置・増員が国の支援を受けながらできるようです。ハイレベルなら最大で10億円の支援があるようです!(ハイレベルに選定されたのは北海道大学、筑波大学、滋賀大学、神戸大学、広島大学、九州大学、熊本大学7校のみ)医学部医療創生工については、2025年4月に新しく設置される学部になっており、医学と工学の知識を融合させ、医療機器開発に携わる人材の育成を目的としています。

出典:神戸大学HP

神戸大学の学生数

学部学生数男女比率
文学部450男性:43.8%女性:56.2%
法学部781男性:59.4%女性:40.6%
経済学部1273男性:76.0%女性:24.0%
経営学部1177男性:68.6%女性:31.4%
理学部725男性:77.9%女性:22.1%
工学部2453男性:85.8%女性:14.2%
農学部682男性:47.8%女性:52.2%
海洋政策科学部617男性:84.1%女性:15.9%
医学部 医学科716男性:65.8%女性:34.2%
医学部 保健学科654男性:18.0%女性:82.0%
国際人間科学部1598男性:36.5%女性:63.5%

大学院生も含めると現在は約15000人もの学生が在籍しています。学部生だけですと約11000人の学生が在籍しています。学部生全体で見ると、男性の方が女性よりも2.8倍多いようです。特に工学部では男性が85.8%で女性が14.2%、海洋政策学部では男性が84.1%に対し女性が15.9%と男性の割合が非常に多いです。ただ、学部によってかなり差があり、文学部、医学部保健学科、国際人間科学部、農学部では女性の割合が大きいです。

出典:Kei-Net

神戸大学の所在地

六甲台第1キャンパス六甲台第2キャンパス鶴甲第1キャンパス鶴甲第2キャンパス楠キャンパス名谷キャンパス深江キャンパス
法学部 経済学部 経営学部
JR六甲道駅、阪急六甲駅、阪神御影駅から市バス「神大正門前」下車
阪急六甲駅から徒歩15~25分
文学部 理学部 農学部 工学部
JR六甲道駅、阪急六甲駅、阪神御影駅から市バス「神大文理農学部前」「神大本部工学部前」下車
阪急六甲駅から徒歩15~25分
国際人間科学部
JR六甲道駅、阪急六甲駅、阪神御影駅から市バス「神大国際文化学研究科前」下車
阪急六甲駅から徒歩15~25分
国際人間科学部
JR六甲道駅、阪急六甲駅、阪神御影駅から市バス「神大人間発達環境学研究科前」下車
阪急六甲駅から徒歩15~25分
医学部医学科
地下鉄大倉山駅より徒歩5分神戸高速鉄道高速神戸駅より徒歩15分
JR神戸駅から市バス「大学病院前」下車、または徒歩15分
医学部保健学科
地下鉄名谷駅から市バス「友が丘中学校前」下車、徒歩4分
地下鉄名谷駅より徒歩15分
海洋政策科学部
阪神電鉄深江駅より徒歩10分
JR甲南山手駅より徒歩20分
JR摂津本山駅または阪急電鉄岡本駅から市バス「神大深江キャンパス前」下車、徒歩5分

神戸大学は大きく分けると「六甲台」「深江」「楠」「名谷」の4つの地区に分けられています。さらに六甲台地区には、「鶴甲第1」、「鶴甲第2」、「六甲台第1」、「六甲台第2」の4つのキャンパスがあります。つまり全部で7つのキャンパスがあります。

六甲台キャンパスは法学部・経済学部・経営学部・文学部・理学部・農学部・工学部の学生が利用しているメインキャンパスです。鶴甲キャンパスは国際人間科学部が利用しているほか、各学部の1年生が教養科目の受講で利用しています。六甲台地区には1930年代に建てられた本館や図書館、兼松記念館、講堂などがあり、登録有形文化財として登録されています。

楠キャンパスは医学部医学科の学生が利用しています。キャンパス内には附属病院が併設されています。

名谷キャンパスでは、医学部保健学科の学生が利用しています。体育館やテニスコート、食堂、売店もキャンパス内に整っています。

深江キャンパスは海洋政策科学部の学生が利用しています。海洋政策科学部は元々は神戸商船大学という国公立大学でしたが、神戸大学と統合され、施設等はそのまま神戸大学に引き継がれ、現在の深江キャンパスの形になっています。

出典:神戸大学HP

神戸大学の就職・進学について

https://univ-online.com/rank2/y2023/kinki/r1920167

2023年度の主な就職先をまとめてみました。

神戸大学附属病院への就職が最も多いです。また関西電力、クボタといった近畿地方の企業への就職や、三井住友銀行、富士通といった国内の有名企業への就職も数多くみられます。全国のデータと比較すると産業別では「製造業」「情報通信業」「金融業、保険業」「公務員」に就職している割合が大きいです。2022年度卒業生のデータでは、就職率は約94%になっています。また理系の学生の約7割が大学院進学をしているようです。進学先の大学院としては、神戸大学大学院はもちろんですが、京都大学・東京大学・大阪大学といった旧帝大の大学院への進学実績もあります。

偏差値と倍率

偏差値

学部偏差値
文学部62.5
法学部62.5
経済学部60.0~62.5
経営学部62.5
理学部55.0~57.5
工学部57.5~60.0
システム情報学部60.0
農学部57.5
海洋政策科学部55.0~57.5
医学部 医学科67.5
医学部 保健学科55.0
国際人間科学部60.0~62.5

偏差値は平均すると60前後になっています。偏差値が一番高いのが、医学部 医学科の67.5となっています。こちらの偏差値は前期試験のみをまとめたものになります。共通テストのボーダーについては、76%前後の学部・学科が多いです。医学部医学科を除くと、工学部建築学科とシステム情報学部の共通テストのボーダーが79%で最も高いです。それにたいして、偏差値55.0~57.5の海洋政策科学部の共通テストのボーダーは、理系入試の方で70%になっており、比較的目指しやすくなっています。

出典:Kei-Net

倍率

神戸大学の2023年度前期試験の入試倍率をまとめました。

学部倍率
文学部2.0
法学部2.5
経済学部3.3
経営学部3.3
理学部2.3
工学部3.4
農学部2.3
海洋政策科学部2.3
医学部 医学科2.5
医学部 保健学科看護 1.5検査技術 2.0理学療法 2.5作業療法 1.9
国際人間科学部2.4

最も倍率が高い学部・学科が、経済学部の経済学科(総合選抜)で、4.1倍になっています。こちらについては共通テストボーダーが76%なのですが、同じく経済学部の経済学科で数学受験と英数受験の2つも同じくボーダーが76%で、倍率が1.1倍、1.2倍です。また理系の学部では農学部の食糧環境-生産環境工が1.2倍になっていました。大学全体で見ると前期試験の実質倍率は2.8倍、後期試験は3.5倍でした。

出典:代々木ゼミナール入試情報

神戸大学の攻略法

入試方式

一般入試(前期・後期)の他に、経済学部・経営学部・医学部・国際人間科学部は学校推薦型選抜が実施されています。総合型選抜は文学部・法学部・理学部・工学部・農学部・海洋政策科学部・医学部・国際人間科学部で実施されています。

配点について

まず各学部の前期試験についてですが、共通テストの得点を圧縮して、2次試験の得点とほぼ同じ、若干2次試験の得点を大きく設定している学部が多いようです。また、共通テストで得点の圧縮を行っていることによって、学部によっては苦手な科目を克服するよりも、得意科目でしっかり得点することが合格に近づくケースがあります。

例えば経営学部について、まず配点から確認してみましょう。

経営学部の場合、共通テストは400点、2次試験が375点になっています。各科目ごとの合計をみてみると、国語・数学・英語についてはそれぞれ200点なのに対して、地歴公民は100点、理科は50点しかありません。国語・数学・英語だけで、全得点の約77%を占めています。ですので、神戸大学の経営学部を目指している受験生は国語・英語・数学でしっかり得点することを考えましょう。ここで大事なことは、各科目ごとの得点比重を頭において、どこを伸ばすべきなのかを考えることです。例えば、理科が5割から6割に伸びたと仮定すると実際の得点で見た際に、25点から30点への変化なので5点しか変わりません。それに対して、数学も同様に5割から6割に伸びたと仮定すると実際の得点で確認した場合、100点から120点への変化なので20点増加したことになります。ですので、理科で得点を伸ばすことよりも、数学や英語、国語で得点を伸ばすことの方が合計得点に対するインパクトが大きいです。苦手な科目だから克服しようではなく、どこを伸ばすことでより合格に近くなるのかを考えると対策がしやすいでしょう。

次に海洋政策科学部についても見てみましょう。

海洋政策科学部は理系科目重視型と文系科目重視型の2パターンがあります。理系科目重視型では数学250点、理科300点、英語250点となっており、文系科目重視型では国語250点、数学250点、英語が300点となっています。理系と文系で数学は250点になっており、得点上の違いはないように見えるのですが、理系の場合は2次試験の数学は理系数学になっており、数学ⅢCまで必要になります。それに対して、文系の場合は文系数学になるので、数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cが範囲になっています。文系型の方が数学の負担を減らすことはできますが、その分定員数が理系型よりも少ないので注意が必要です。

経済学部についてもみてみましょう。

経済学部については、総合受験に加えて、数学受験、英数受験の方式があります。全ての方式では共通テストと2次試験の合計得点が同じなのですが、各科目の内訳、特に英語と数学の得点比重が異なります。総合受験の方式の場合でも、2次試験で数学・英語が必要になりますので、神戸大学の数学と英語で得点が狙える方はぜひ数学受験・英数受験を検討してみて欲しいです。ここで紹介していない学部・学科についても配点が異なりますので、ぜひHPでチェックしてみてください。また神戸大学の2次試験については、全体的な傾向として難問が出題されるケースはほとんどなく、受験におけるオーソドックスな問題が多いです。まずは共通テストレベルの問題をしっかり解けるように基礎力を強化し、知識の抜けを作らないことを意識しましょう。オーソドックスで標準的な問題が多いような場合は、高得点の中での勝負になりやすく、一つのミスが命取りになります。時間を意識して、ミスを起こさないよう過去問等で積むことが必要です。例えば、英語については試験時間80分に対して、大問1、2、3が長文問題、大問4は自由英作文になっておりスピードを意識して読解する力が求められています。その他にも数学について理系数学の場合、大問5題構成になっており、計算を素早くを行うことが重要です。どの科目についても正確に素早く処理をすることを意識し、記述する力を身につけることが神戸大学合格への鍵になります。

神戸大学の学校推薦型選抜は、経済学部・経営学部・医学部・国際人間科学部で実施されています。全ての学部において、出願要件として医学部医学科は評定4.3以上、その他の学部は評定4.0以上の指定があります。国際人間科学部グローバル文化学科については、TOEFL iBTのスコア65以上もしくはIELTS6.0以上のスコアを持つことが要件に含まれています。共通テストが合計400点課されていますが、TOEFL iBTまたはIELTSで400点、面接口頭試問は150点です。共通テストで得点を取ることはもちろんですが、英語をのばし、TOEFL iBTまたはIELTSで高いスコアを確保することが合格への近道となるでしょう。

経済学部と経営学部については、共通テストと書類審査で合否を決定します。2次試験が実施されないので、神戸大学の2次試験が難しいと感じている方はチャンスです。要件を満たしている方はぜひチャレンジしてみましょう。

経済学部

経営学部

医学部医学科の学校推薦型選抜は地域特別枠の推薦となっており、卒業後兵庫県が指定する医療機関で従事することが出願の要件になっています。配点としては、共通テストの得点比重が大きいので、まずは共通テストで取りこぼしのないようにしましょう。面接では口述試験が実施され、地域医療・医学への興味や適性、学習意欲、思考性、論理性、人間性など総合的に評価しているようです。こちらも筆記試験が行われるわけではないので、チャレンジしやすいです。

医学部保健学科作業療法学専攻では、書類審査、面接、共通テストが課されているのですが、共通テストの科目が、国語・英語・数学のみです。前期試験よりも科目数を減らした上で、神戸大学の2次試験を受験しないで済むので、受験の負担を減らすことが可能です。

システム情報学部の学校推薦型選抜は女子枠の推薦となっています。1次選抜では、書類審査を行い、2次選抜では面接を行います。その後最終選抜では2次選抜の結果と共通テストの結果を総合して合否を決定しています。

共通テストでの配点は以下の通りです。

総合型選抜では、共通テストを課す選抜と、共通テストなしで受験が可能な「志」特別選抜という2種類の方式があります。文学部、国際人間科学部(環境共生学科)、法学部、医学部(保健学科)、工学部、農学部、海洋政策科学部は「志」特別選抜での出願が可能になっています。「志」特別選抜では、書類審査、レポート提出、総合問題、小論文、プレゼンテーション、面接・口頭試問などが課されています。総合問題は、文系と理系の2種類の試験があり、文系では日本語・英語の読解力や表現力を問う内容になっており、理系では理科・数学の知識理解力、英語の読解力・表現力を問う問題が出題されています。学部ごとに詳細は異なりますので、募集要項を確認して確認してみてください。共通テストを課す選抜では各学部ごとに配点が異なります。

国際人間科学部発達コミュニティ学科(アクティブライフ受験)

国際人間科学発達コミュニティ学科(表現領域受験)

理学部

医学部医学科

全体的に共通テストの配点が高めに設定されています。また、学部ごとに試験内容は異なりますが、面接・口頭試問を課しています。特に面接では、その学部でどのように学び、将来的にどうなりたいのかという部分をアピールすることが重要です。その上で、各分野の諸問題に対して自分の意見を述べられるように準備をしておくと良いでしょう。

出典:神戸大学HP

まとめ

神戸大学は、旧帝大に次ぐ難関大学で、特に経済・経営の分野で古くからの歴史があります。就職については、近畿地方だけではなく、国内の有名企業への就職実績も多くあります。神戸大学の攻略としては、全体的に共通テストの配点が他の難関大学に比べると高めです。共通テストをベースに科目の土台を作り、2次試験で利用する科目の記述力をつけていくと良いでしょう。標準的な問題が多いですので、取りこぼしを作らないこと、科目内での穴を作らない学習を心がけてみてください。総合型では「志」特別選抜において、共通テストが課されていない受験方式もあります。またその他の総合型選抜、学校推薦型選抜についても共通テストは課されているが、筆記試験を別で課すケースが少ないです。神戸大学の2次試験が難しいと感じている方はぜひチャレンジしてみて欲しいです。

九州大学に行きたいと考える入学希望の方も多いのではないでしょうか。しかし、どのような勉強方法や対策方法をすればいいのかわからないという受験生も多いと思います。そこで本ページでは、九州大学の入試方式や倍率などのデータをご紹介します。是非参考にしてみてください。

九州大学とは

九州大学は、旧帝大(東京大学・京都大学・東北大学・九州大学・北海道大学・大阪大学・名古屋大学)の1つであり、1911年に旧帝大としては4番目に創立されました。

旧帝大の偏差値はこちらです。

大学名偏差値
東京大学67.5~72.5
京都大学62.5~72.5
東北大学55.0~67.5
九州大学55.0~65.0
北海道大学50.0~65.0
大阪大学57.5~70.0
名古屋大学50.0~67.5

九州大学は指定国立大学法人として文部科学大臣から指定を受けており、世界最高水準の教育研究活動の展開が相当程度見込まれる国立大学であると認められています。また国際交流が非常に盛んであり、全学生の8人に1人が海外からの留学生です。国公立大学としては非常に珍しい「芸術工学部」が設置されており、芸術工学部がある大橋キャンパスはアジアにおける「先端デザイン拠点」として、特色のある研究・教育を展開しています。

九州大学の学部について

学部学科
文学部人文学科
教育学部
共創学部共創学科
法学部
経済学部経済・経営学科経済工学科
理学部物理学科化学科地球惑星科学科数学科生物学科
工学部電気情報工材料工応用化学化学工融合基礎工機械工航空宇宙工量子物理工船舶海洋工地球資源システム工土木工建築
芸術工学部環境設計インダストリアルデザイン未来構想デザインメディアデザイン音響設計
農学部生物資源環境学科
医学部医学科生命科学科保健学科(看護学・放射線技術科学・検査技術科学)
歯学部歯学科
薬学部創薬科学科臨床薬学科

先ほども触れた芸術工学部や、「創造的構想力」「国際コミュニケーション力」「課題検討力」「協働実践力」を養成することを目的とした共創学部といった他大学では見られない学部が設置されています。大学全体でみると研究面では、「脱炭素」「医療・健康」「環境・食料」の3つを最優先分野としています。水素エネルギーや遠隔医療による医療教育、先端的なスマート農業などに強みを持っていますので、これらの分野に興味がある生徒は要チェックです。教育学部では、学科はないのですが学科に準ずるものとして「教育学系」「教育心理学系」という2つがあります。同様に法学部も学科の区分がなく、カリキュラムに柔軟性があることが特徴です。

出典:九州大学HP

九州大学の学生数

大学院生も含めると現在は約19000人もの学生が在籍しています。学部生だけですと約11000人の学生が在籍しています。大学全体で見ると、男性の方が女性よりも2.3倍多いようです。特に工学部では男性が89.7%で女性が10.3%、理学部では男性が84.1%に対し女性が15.9%と男性の割合が非常に多いです。ただ、学部によってかなり差があり、医学部保健学科では男性18.9%女性81.1%と女性の割合が多く、男性のおおよそ4倍になっています。

出典:九州大学HP

九州大学の所在地

九州大学にはキャンパスが4つあります。

伊都キャンパス病院キャンパス大橋キャンパス筑紫キャンパス
文学部 教育学部 法学部経済学部 理学部 工学部農学部 共創学部 
医学部 歯学部 薬学部芸術工学部 の1年次
JR「九大学研都市駅」からバスで15分
医学部 歯学部 薬学部の2年次以降
JR「吉塚駅」下車 徒歩15分地下鉄箱崎線「馬出九大病院前駅」下車 徒歩5分
芸術工学部の2年次以降
西鉄「大橋駅」から徒歩5分
工学部融合基礎工学科の3年次以降
JR「大野城駅」から徒歩5分

メインキャンパスは、「伊都キャンパス」になります。文学部・教育学部・法学部・経済学部・理学部・工学部・農学部・共創学部や医学部・歯学部・薬学部・芸術工学部の1年次の学生が利用しています。

伊都キャンパスは、センターゾーン・ウエストゾーン・イーストゾーンの3つのゾーンがあります。センターゾーンは、大学のメインエントランスになっており、学部1年生が全学教育である「基幹教育」を学ぶ施設や、事務局等があります。ウエストゾーンは、工学系の教育研究棟や実験施設、理学系、数理学系、農学系教育研究棟などがあります。イーストゾーンは、国内の大学では最大規模の図書館や人文社会化学系の施設群があります。

「病院キャンパス」は医学部・歯学部・薬学部の2年次以降の学生が利用します。福岡の中心部にあり、九州大学病院が隣接しています。

「大橋キャンパス」は芸術工学部の2年次以降の学生が利用します。

「筑紫キャンパス」は工学部融合基礎工学科の3年次以降の学生が利用します。

出典:九州大学HP

九州大学の就職・進学について

2023年度の主な就職先をまとめてみました。

主な就職先人数
九州大学病院99名
九州大学57名
九州電力40名
福岡県32名
日産自動車27名
福岡市26名
日立製作所25名
三菱重工業21名
川崎重工業20名
トヨタ自動車17名
富士通17名
福岡銀行16名
アクセンチュア15名
トヨタ自動車九州15名
三菱電機14名
ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング13名
マイクロンメモリジャパン12名
東京エレクトロン12名
東ソー12名

九州大学病院、九州電力、福岡県、福岡市といった地元の企業、地方公共団体への就職が多いです。もちろん、日産自動車や日立製作所といった国内の有名企業への就職も目立ちます。また文系の学部は理系の学部よりも公務員に就職する人数が多いです。就職支援としては、キャリア支援、就職支援をサポートする資料や書籍などを就職情報室に設置し、学生が自由に閲覧できるよう整備しています。また、キャリア教育の一環として、基幹教育総合科目にて「キャリア形成基礎」を開講しており、自己分析と自己理解によって、就職後のキャリア形成について考える機会を提供していますまた2023年度のデータでは、卒業生のうち約52%の学生が大学院等へ進学をしており、九州大学大学院はもちろんですが、東京大学大学院や京都大学大学院など旧帝大の大学院への進学実績もあります。

出典:大学通信ONLINE

偏差値と倍率

偏差値

偏差値は平均すると60前後になっています。偏差値が一番高いのが、医学部 医学科の67.5となっています。こちらの偏差値は前期試験のみをまとめたものになります。共通テストのボーダーについては、74~76%の学部・学科が多いです。その中でも、医学部保健学科看護についてはボーダーが66%になっており、他学部と比較しても、ボーダーが少し下がります。また偏差値が55の農学部はボーダーが72%で、理系の学部の中では目指しやすい学部と言えるでしょう。

出典:Kei-Net

倍率

九州大学の2023年度前期試験の入試倍率をまとめました。

学部倍率
文学部2.2
教育学部2.2
共創学部2.6
法学部2.5
経済学部2.2
理学部2.2
工学部2.2
芸術工学部2.9
農学部1.9
医学部 医学科2.3
医学部 保健学科1.9~2.8
医学部 生命科学科2.6
歯学部2.6
薬学部 臨床薬学科2.3
薬学部 創薬科学科3.2

最も倍率が高い学部・学科が、芸術工学部-インダストリアルで、2022年度の2.4倍から3.6倍に増加となりました。また同じ芸術工学部でも、未来構想デザインでは2022年度3.8倍から1.3倍へと大幅な減少が見られました。こちらは、昨年度の高い倍率からの反動と推測されます。大学全体でみると、前期試験の倍率が2.2倍、後期試験の倍率が3.0倍です。

出典:代々木ゼミナール入試情報

九州大学の攻略法

入試方式

一般入試(前期・後期)の他に、共創学部・芸術工学部・歯学部は学校推薦型選抜が実施されています。総合型選抜は薬学部以外の学部で実施されています。

配点について

まず各学部の前期試験の配点は以下の通りです。

共創学部

試験国語社会数学理科外国語情報小論文面接合計
共通テスト100(200)100(200)10025525
個別学力検査3004003001000
合計100(200)400(200)500253001525

共創学部については、共通テストの理科(理科基礎/理科応用)、社会(地歴/公民)の中から合計3科目受験し、合計300点の点数を200点に換算して利用するという形をとっています。

文学部

試験国語社会数学理科外国語情報小論文面接合計
共通テスト505050505025275
個別学力検査150100100150500
合計2001501505020025775

教育学部

試験国語社会数学理科外国語情報小論文面接合計
共通テスト1001001005010025475
個別学力検査200200200600
合計30010030050300251075

法学部

試験国語社会数学理科外国語情報小論文面接合計
共通テスト5010050505050350
個別学力検査200200200600
合計2501002505025050950

経済学部(経済・経営学科)

試験国語社会数学理科外国語情報小論文面接合計
共通テスト50200505010025475
個別学力検査200200200600
合計25020025050300251075

経済学部(経済工学科)

試験国語社会数学理科外国語情報小論文面接合計
共通テスト1005010010010025475
個別学力検査150300300750
合計25050400100400251225

理学部

試験国語社会数学理科外国語情報小論文面接合計
共通テスト1005010010010025475
個別学力検査250250200700
合計10050350350300251175

医学部(医学科)

試験国語社会数学理科外国語情報小論文面接合計
共通テスト1005010010010025475
個別学力検査250250200実施する700
合計10050350350300251175

医学部(生命科学科)

試験国語社会数学理科外国語情報小論文面接合計
共通テスト1005010010010025475
個別学力検査250250200100800
合計10050350350300251001275

医学部(保健学科・看護学専攻)

試験国語社会数学理科外国語情報小論文面接合計
共通テスト1005010010010025475
個別学力検査100100200400
合計1005020020030025875

医学部(保健学科・放射線 技術科学専攻)

試験国語社会数学理科外国語情報小論文面接合計
共通テスト1005010010010050500
個別学力検査250250200700
合計10050350350300501200

医学部(保健学科・検査技 術科学専専攻)

試験国語社会数学理科外国語情報小論文面接合計
共通テスト1005010010010025475
個別学力検査250250200700
合計10050350350300251175

歯学部

試験国語社会数学理科外国語情報小論文面接合計
共通テスト1005010010010025475
個別学力検査250250200実施する700
合計10050350350300251175

薬学部

試験国語社会数学理科外国語情報小論文面接合計
共通テスト1005010010010050500
個別学力検査250250200700
合計10050350350300501200

工学部

試験国語社会数学理科外国語情報小論文面接合計
共通テスト1005010010010070520
個別学力検査250250200700
合計10050350350300701220

芸術工学部

試験国語社会数学理科外国語情報小論文面接合計
共通テスト10010010010010050550
個別学力検査250250250750
合計100100350350350501300

農学部

試験国語社会数学理科外国語情報小論文面接合計
共通テスト1005010010010050500
個別学力検査250250250750
合計10050350350350501250

九州大学は学部によって配点が異なるので必ず自分が受験する学部の配点をチェックしましょう。共通テストよりも2次試験の配点が高いところが多いです。医学部(保健学科・看護学専攻)は共通テストの方が配点が高いので注意しましょう。

九州大学の英語は、大問5題構成になっており、3題が長文読解、2題が自由英作文の出題になっています。短時間で量をこなすことが求められるため日頃から時間を意識して問題演習に取り組みながら、自分自身でしっかり考え、考えたことを記述できるようにしましょう。また自由英作文が2題出題されますので、しっかりと練習を積むことが必要です。近年ではグラフ説明問題が頻出なので、似たような傾向の問題演習で慣れておきましょう。

理系数学は、150分で大問5題構成になっており、1題あたり30分が目安になります。全体的な難易度については標準的な問題が多いです。数学IIIの微分・積分(特に積分)、数学Aの整数分野に関して頻出事項なので優先的に確認していくべきでしょう。また医学部医学科の数学についても他の理系学部と同じ問題が出題されています。試験時間も150分で他学部と変わりません。

文系数学については大問4題構成になっており、微分積分の分野が必ず出題されています。全体的に基本的、標準的な問題が多く、難解な問題があまり出題されません。ですので、点数の差が開きにくいことからも簡単なミスを犯さないことが重要です。日々の演習の中でも、ケアレスミスを無くすこと、正確性を意識して取り組んで欲しいです。

国語については、大問4題の構成になっており、学部ごとに出題傾向が異なります。教育学部、法学部、経済学部(経済・経営学科)は現代文2題、古文1題、漢文1題、文学部は現代文1題、古文2題、漢文1題、経済学部(経済工学科)は現代文2題の出題です。現代文については、評論文が出題され、解答量が多いです。論理的に読解する力はもちろんですが、素早く記述する力が求められているので、時間を計りながら、短時間で簡潔に記述する練習をしましょう。

また推薦については、学校推薦型が実施されています。学校推薦型については、共創学部・歯学部・芸術工学部(インダストリアルデザイン、未来構想デザイン)で実施されています。共創学部・歯学部については現役生のみ、芸術工学部(インダストリアルデザイン、未来構想デザイン)については1浪生まで受験可能です。1次選抜では、提出された書類や志望理由書の総合評価によって選抜が行われます。未来構想デザインでは1次選抜の中で作文と自己活動評価書が課されており、作文は「未来構想デザインコースの学びを通して将来取り組みたいこと」がテーマになっています。

2次選抜での配点は以下の通りです。

各試験に対して共通テスト以外の筆記試験がないので、九州大学の2次試験レベルが厳しい方でもチャンスがあります。

共創学部の面接ではプレゼンテーションが課されています。また英語資格(英検CSE2300以上等)取得の場合、共通テスト英語の点数が満点に換算されます。

芸術工学部未来構想デザインでは小論文が課されているのですが「日本語と英語の長文を適切に読み解くことができる読解力、考察を組み立てることができる論理的な思考力、数理的な解析の力」が問われる内容になっています。

総合型選抜については、薬学部以外の学部で実施されています。選抜方法や配点が学部によってかなり異なるので自分が受ける学部の内容は必ずチェックしましょう。試験内容については、書類・小論文・英語試験・課題探究試験・面接・実技・共通テストなど学部によってさまざまな試験内容になっています。各学部について1次選抜では提出された書類や志望理由書の総合評価で選抜が行われます。なお、法学部では英語能力試験の成績、歯学部では大学で行われる課題講義に対するレポートが評価対象に含まれます。

また共創学部と教育学部以外は共通テストが課され、それ以外の選抜方法が学部や学科ごとに異なります。例えば、文学部や経済学部では共通テストの他に小論文と面接、理学部の物理学科や数学科では共通テストの他に課題探究試験と面接、芸術工学部芸術工学科では一部の学科を除いて共通テストと実技が課されます。

さらに各試験の配点も学部や学科ごとに異なります。例えば、先ほど紹介した文学部と経済学部では、文学部は小論文50点、面接50点、共通テストが100点なのに対して、経済学部では小論文300点、面接は点数ではなくA,B,Cの3段階評価、共通テストが950点です。経済学部の共通テストは950点満点がそのままの点数になりますが、文学部の共通テストは950点満点が100点に換算されます。

その他にも950点満点が200点に換算されたり、520点満点が100点に換算されたりと学部や学科ごとに異なります。

また、共通テストの教科ごとの配点も学部学科によって異なります。特徴的なのは、理学部の生物学科は国語と社会が必要ありません。数学理科外国語情報での受験が可能です。配点は数学理科外国語が200点で情報が50点です。

その他にも情報の配点が低い学部学科が多い中で、工学部の電気情報工学科は950点満点のうち情報が250点を占めます。数学や理科と同じ配点です。

https://www.kyushu-u.ac.jp/f/52946/%E4%BB%A4%E5%92%8C%EF%BC%97%E5%B9%B4%E5%BA%A6%E4%B9%9D%E5%B7%9E%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%85%A5%E5%AD%A6%E8%80%85%E9%81%B8%E6%8A%9C%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%85%A5%E5%AD%A6%E5%85%B1%E9%80%9A%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E5%80%8B%E5%88%A5%E5%AD%A6%E5%8A%9B%E6%A4%9C%E6%9F%BB%E7%AD%89%E3%81%AE%E9%85%8D%E7%82%B9%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%EF%BC%88%E4%BA%88%E5%91%8A%EF%BC%89.pdf

共創学部と教育学部については、共通テストを課さない方式となっています。共創学部では、1次選抜で書類による選抜が行われます。2次選抜ではレポート作成、グループ討論、小論文が課されています。教育学部では、1次選抜では書類による選抜、2次選抜ではプレゼンテーション、面接が行われます。両学部共に筆記試験がないので、九州大学の2次試験レベルが厳しい方でもチャンスがある試験になっています。

出典:九州大学HP

まとめ

九州大学には、共創学部・芸術工学部といった他大学では見られないユニークな学部・学科があります。大学全体の偏差値は約60前後が多く、共通テストのボーダーラインは74〜76%の学部・学科が多いです。また地元企業(九州電力など)や地元の地方公共団体(福岡県、福岡市)への就職が多いです。全体的に共通テストよりも2次試験の配点が高い傾向があります。基本的に全科目で記述が必須になっているので、ただ知識を入れるというよりは、なぜそうなるのか根拠を考え、自分で説明できる力を身につけることが必要になります。また、総合型選抜・学校推薦型選抜が充実しており、九州大学の2次試験が難しいと感じている方にチャンスがある試験となっています。総合型では、共創学部と教育学部以外の学部では、共通テストが課されています。総合型選抜や学校推薦型選抜での受験を検討している方はまず共通テストで点数が取れるように勉強を進め、早いうちから1次選抜に向けた書類・志望理由書の準備を始めると良いでしょう。

京都大学に行きたいと考える入学希望の方も多いのではないでしょうか。しかし、どのような勉強方法や対策方法をすればいいのかわからないという受験生も多いと思います。そこで本ページでは、京都大学の入試方式や倍率などのデータをご紹介します。是非参考にしてみてください。

京都大学とは

京都大学は京都府京都市に本部を置く日本の国立大学です。国内の旧帝国大学7校の1つであり、1897年、旧帝大の中では2番目に設立されました。

旧帝大の偏差値はこちらです。

大学名偏差値
東京大学67.5~72.5
京都大学62.5~72.5
東北大学55.0~67.5
九州大学55.0~65.0
北海道大学50.0~65.0
大阪大学57.5~70.0
名古屋大学50.0~67.5

河合塾kei-net参照

京都大学は「自由の学風」や「自学自習」を掲げています。自らの興味に従い、自主的に研究活動を進めていくことが理念とされており、京都大学では研究のための議論の場が活発であったり、研究施設も非常に充実しています。実際に研究業績として、日本人初のノーベル賞受賞者の湯川秀樹を始め、朝永 振一郎 、福井 謙一 といった京大卒の受賞者がいて、日本人受賞者28人の中で8人が京大卒となっています。また、卒業生だけでなく、受賞当時に京都大学iPS細胞研究所長だった山中伸弥など京都大学にゆかりのある研究者も受賞しています。このように京都大学は日本の研究を常にリードしてきました。

ノーベル賞 | 京都大学

京都大学の学部について

学部学科
総合人間学部総合人間学科
文学部人文学科
教育学部教育科学科
法学部
経済学部経済経営学科
理学部理学科
医学部医学科人間健康科学科
薬学部薬科学科(4年制)薬学科(6年制)
工学部地球工学科建築学科物理工学科電気電子工学科情報学科理工化学科
農学部資源生物科学科応用生命科学科地域環境工学科食料・環境経済学科森林科学科食品生物科学科

https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/faculties-and-graduate/gakubu

京都大学では基本的に学科を分けない方針があります。そのため、非常に珍しいですが、法学部では学科自体がありません。他にも、理学部なら数学科・物理学科など分かれているところが多いですが、京都大学は理学科1つであったり、経済学部も経済学科と経営学科と分かれておらず、経済経営学科となっています。これは京都大学の自由な校風を表しており、1、2年次に広く学び、その後に専門性を深めていくためです。ただ、工学部と農学部については入学時に将来専門とする学科が決まっており、1年次から少しずつ専門分野も学んでいきます。他の学部に比べて3、4年次の専門科目の履修や卒業研究に必要な専門知識が多く必要なため、専門学科があらかじめ決まっているようです。

学生数

2023年度 学部生

学部学生数男女比率
総合人間学部590男性:30.0%女性:70.0%
文学部1075男性:59.0%女性:41.0%
教育学部286男性:48.3%女性:51.7%
法学部1435男性:72.3%女性:27.7%
経済学部1071男性:81.9%女性:18.1%
理学部1418男性:91.9%女性:8.1%
工学部4180男性:90.0%女性:10.0%
農学部1292男性:64.6%女性:35.4%
医学部1113男性:36.2%女性:63.8%
薬学部135男性:53.3%女性:46.7%
合計12,852男性:77.5%女性:22.5%

https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/about/data/students

現在は約13000人の学部生が在籍しています。その中でも工学部は学科が多くあるため、他の学部が1000人程度に対して4000人以上の学生数で、大きく差をつけて最大の学生数となっています。大学全体の男女比は男性が約80%、女性が約20%になっています。ただ、学部によってかなり差があり、理学部や工学部では男性が90%女性が10%と9:1の割合で男性が多いです。一方で教育学部と薬学部は男女比が約1:1で同じくらいとなっており、医学部は1:2で女性の方が多くなっています。

大学の所在地

吉田キャンパス宇治キャンパス桂キャンパス
文学部教育学部法学部経済学部工学部理学部農学部総合人間学部医学部薬学部
京阪鴨東線出町柳駅から徒歩10分
使用学部なし
JR奈良線、京阪宇治線黄檗駅から徒歩5分
工学部(4回生の卒業実験など)
阪急電車 桂駅よりバスで所要時間約12分
JR 桂川駅よりバスで所要時間約20分
JR/近鉄電車 京都駅よりバスで所要時間約45分

https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus

キャンパスは全部で3つあります。吉田キャンパス、宇治キャンパス、桂キャンパスです。一部の研究所、施設を除き、キャンパスは全て京都府内にあります。メインキャンパスは吉田キャンパスで、学部生は主にここで学ぶことになります。

・吉田キャンパス(京都市左京区吉田本町ほか)

京都大学のメインキャンパスで、七つの構内に分かれています。京都大学を象徴する建物である時計台や、エンブレムに描かれている楠も吉田キャンパス内にあります。ほぼ全ての学部生がここで学びます。

・宇治キャンパス(京都府宇治市五ヶ庄)

1949年に旧陸軍の敷地を譲り受けて発足したキャンパスです。現在は主に自然科学・エネルギー系の研究所が置かれています。最先端の研究所が集まるテクノロジー開発の最先端地域です。学部生が使用することはあまりありません。

・桂キャンパス(京都市西京区京都大学桂)

2003年10月にオープンした京都大学3番目のキャンパスです。テクノロジーとサイエンスが融合する新しい研究教育の場「テクノサイエンスヒル」の形成を目指しています。宇治キャンパス同様、学部生が使用することはほとんどなく、工学部の4回生が実験で使うことがあります。

京都大学の就職・進学について

主な就職先人数
国立大学法人京都大学109名
国立大学法人京都大学医学部附属病院52名
アクセンチュア36名
楽天グループ28名
三菱重工業25名
野村総合研究所23名
三菱UFJ銀行20名
住友化学20名
EYストラテジー・アンド・コンサルティング19名
NTTデータ18名
関西電力18名
三井住友銀行17名
東レ17名
ソニーセミコンダクタソリューションズ15名
村田製作所15名
国土交通省15名
リクルート14名
JR西日本14名
大阪ガス14名

https://diamond.jp/articles/-/339130?page=2

最も多いのが国立大学法人京都大学とその医学部附属病院、次いでアクセンチュア、楽天グループへの就職者が多いです。その他では、アクセンチュア、野村総合研究所、EYストラテジー・アンド・コンサルティングといったコンサルティング業界への就職が目立ちます。また下の円グラフの通り、全学生のうち約59%が大学院へ進学しています。特に理学部と工学部は約80%の学生が大学院へ進学しており、大学院への進学率が高いです。

https://www.kyoto-u.ac.jp/sites/default/files/inline-files/KyotoU_factsandfigures2023_8-95de996667a8a2b4d5cb95c3702d2716.pdf

偏差値と倍率

偏差値

学部偏差値
 総合人間学部67.5(文系)65.0(理系)
文学部67.5
教育学部67.5(文系)65.0(理系)
法学部67.5
経済学部67.5(文系)65.0(理系)
理学部65.0
医学部72.5
薬学部70
工学部62.5〜67.5
農学部62.5〜65.0

https://search.keinet.ne.jp/1280/general/border_rate

偏差値は平均すると65前後になっています。偏差値が一番高いのが、医学部 医学科の72.5となっています。こちらの偏差値は前期試験のみをまとめたものになります。共通テストのボーダーについては、82〜85%の学部・学科が多いですが、総合人間学部・薬学部・医学部医学科は約90%となっています。医学部人間健康科学についてはボーダー77%になっており、他学部と比較してもボーダーが少し下がります。

倍率

京都大学の2023年度前期試験の倍率をまとめました。

学部・学科倍率
 総合人間学部(文系)3.3
総合人間学部(理系)3.4
文学部2.8
教育学部(文系)2.9
教育学部(理系)3.4
法学部2.2
経済学部(文系)2.5
経済学部(理系)4.6
理学部2.5
医学部医学科2.4
医学部人間健康科学3.0
薬学部2.4
工学部3.3
農学部3.4

https://search.keinet.ne.jp/1280/general/exam_result

最も倍率が高いのは経済学部の理系であり4.6倍となっています。また、法学部は2.2倍で全学部の中で最も倍率が低いです。大学全体でみると、前期試験の倍率は約3倍です。

京都大学の攻略法

令和7年度一般選抜における配点等について(予告)

特色入試における選抜方法等の変更 | 京都大学

入試方式について

一般選抜(前期)の他に、特色入試があります。

一般入試の攻略法

配点について

前期日程

総合人間学部(文系)

試験国語社会数学理科外国語情報小論文等配点合計
共通テスト※50※100※25175
個別学力検査150100200200650
合計15015020010020025825

※印のついた教科の得点は、他の教科と併せて第1段階選抜のための得点対象としますが、学力検査等の得点対象とされません

総合人間学部(理系)

試験国語社会数学理科外国語情報小論文等配点合計
共通テスト※100※※※25125
個別学力検査150200200150700
合計15010020020015025825

※印のついた教科の得点は、他の教科と併せて第1段階選抜のための得点対象としますが、学力検査等の得点対象とされません

文学部

試験国語社会数学理科外国語情報小論文等配点合計
共通テスト(50)(50)(50)(50)(50)(15)250(265)
個別学力検査150100100150500
合計750

共通テストの成績は1000点満点の素点を265点満点に換算したものを、さらに250点満点に換算します

教育学部(文系)

試験国語社会数学理科外国語情報小論文等配点合計
共通テスト505050505015265
個別学力検査200100150200650
合計2501502005025015915

教育学部(理系)

試験国語社会数学理科外国語情報小論文等配点合計
共通テスト505050505015265
個別学力検査150200100200650
合計2005025015025015915

法学部

試験国語社会数学理科外国語情報小論文等配点合計
共通テスト(200)(200)(200)(100)(200)(50)285(950)
個別学力検査150100150200600
合計885

経済学部(文系)

試験国語社会数学理科外国語情報小論文等配点合計
共通テスト505050505050300
個別学力検査150100150150550
合計2001502005020050850

経済学部(理系)

試験国語社会数学理科外国語情報小論文等配点合計
共通テスト505050505050300
個別学力検査150300200650
合計200503505025050950

理学部

試験国語社会数学理科英語情報小論文等配点合計
共通テスト502550505025250
個別学力検査150300300225975
合計20025350350275251225

医学部医学科

試験国語社会数学理科英語情報小論文等配点合計
共通テスト5050505505025275
個別学力検査150250300300有り1000
合計20050300350350251275

面接の結果によって学科試験の成績に関わらず不合格になることがあります

医学部人間健康科学科

試験国語社会数学理科英語情報小論文等配点合計
共通テスト505050505025275
個別学力検査150200200200750
合計20050250250250251025

薬学部

試験国語社会数学理科英語情報小論文等配点合計
共通テスト404040404020220
個別学力検査100200200200700
合計1404024024024020920

工学部

試験国語社会数学理科英語情報小論文等配点合計
共通テスト255025255050225
個別学力検査100250250200800
合計12550275275250501025

農学部

試験国語社会数学理科英語情報小論文等配点合計
共通テスト7010050505030350
個別学力検査100200200200700
合計170100250250250301050

京都大学では学部ごとに細かい違いはありますが、一般的には個別学力試験の配点が大きくなっています。特に、理学部や医学部医学科は、共テ:個別 = 2:8、となっておりその傾向が顕著です。

対策

・型にとらわれない思考力

京大の入試問題は、特に数学に顕著に表れますが、似たような問題がほかにないような、独特な形式を有する問題が出題されます。数学の問題を見ると驚きますが、ほぼ全ての大問で小問がありません。問題を解く方針から全て論証してほしいという京大の出題意図になります。「問題のパターンを多数暗記し、出題された問題がどのパターンに当てはまるかを考える」といった思考法では対処できない問題が出題されることが、京大の入試問題の特徴です。したがって、京大の入試問題を解くためには、問題にどのようにアプローチしたら良いのかを、過去のパターンに囚われることなく、試行錯誤を重ねながら見つけ出す力が要求されます。原理原則を深く理解することこそが、京大の入試問題を解くための思考力を培うための鍵となるでしょう。

・記述力

京大の入試では「論証の京大」と言われることがあるほど、論証問題が好んで出題されます。「主体的に学問を深める」ことを基本理念として持つ京大は、「単に答えが合っていればいい」という態度を求めていません。したがって、答案には、自分がどう理解したのかの道筋を、採点する人が理解できるように記述しなければなりません。記述力を高めるためには、答案の添削を受ける、人に分かるように自分自身で問題の解説を行うなどの練習も必要となるでしょう。また、京大は完答を求める傾向が強いので、部分点狙いというよりは1つ1つ解き切るという姿勢も大事になります。

特色入試の攻略法

令和7年度特色入試における大学入学共通テスト利用教科・科目の配点・合格基準について(予告)

京都大学の特色入試は全ての学部・学科で実施されます。細かい試験内容は学部・学科によって様々ですが、大まかには「調査書」「学びの活動報告書」「学びの設計書」「共通テスト」となっています。ただし、医学部医学科のみ共通テストは提出の義務はあるものの合否の判定には用いられない点には注意しましょう。

配点について

選考方法や配点はこちらです。

総合人間学部

試験試験科目
共通テスト国語社会数学理科英語情報合計
20010020010020050850
1次選考調査書、学業活動報告書、学びの設計書より選考し、上位50人程度を合格とする
2次選考能力測定考査200(文系総合問題100、理系総合問題100)、共通テスト850ただし、共通テストは85%以上の得点が必要

文学部

試験試験科目
共通テスト国語社会数学理科英語情報合計
2002002001002001001000
1次選考提出書類により選考を行う
2次選考学びの設計書に関連する論述試験および論述試験を行うただし、共通テストは概ね840点以上が必要

教育学部

試験試験科目
共通テスト国語社会数学理科英語情報合計
20020020010020030930
1次選考調査書、学びの報告書、学びの設計書
2次選考課題100 口頭試問100 合計200ただし、共通テストは概ね80%以上が必要

法学部

試験試験科目
共通テスト国語社会数学理科英語情報合計
20020020010020050950
1次選考提出書類
2次選考小論文ただし、共通テストは概ね80%以上が必要

経済学部 文系型入試

試験試験科目
共通テスト国語社会数学理科英語情報合計
2002002001002001001000
選考方法提出書類、共通テストただし、共通テストは合計得点について概ね80%以上が必要であり、地歴公民のうち1科目と外国語の両方それぞれが90%でなければならない

経済学部 理系型入試

試験試験科目
共通テスト国語社会数学理科英語情報合計
2001002002002001001000
選考方法提出書類、共通テストただし、共通テストは合計得点について概ね80%以上が必要であり、理科のうち1科目と外国語の両方それぞれが90%でなければならない

理学部 数理科学入試

試験試験科目
共通テスト国語社会数学理科英語情報合計
2001002002002001001000
1次選考調査書、学業活動報告書、学びの報告書
2次選考能力測定考査(数学)80 口頭試問20 合計100ただし、共通テストは概ね70%以上が必要

理学部 生物科学入試

試験試験科目
共通テスト国語社会数学理科英語情報合計
2001002002002001001000
1次選考調査書、学業活動報告書、学びの報告書
2次選考口頭試問300 共通テスト1000 合計1300ただし、共通テストは概ね70%以上が必要

医学部医学科

試験試験科目
1次選考提出書類
2次選考口頭試問160 面接240 合計400

共通テストは判定には用いられないが、提出が必要

医学部人間健康科学科 先端看護科学コース、先端リハビリテーション科学コース(先端作業療法学講座)

試験試験科目
共通テスト国語数学理科社会英語情報合計
2002003002001001000
1次選考調査書、学業活動報告書、学びの設計書
2次選考論文100 面接100 合計200ただし、共通テストは概ね75%以上が必要調査書、学業活動報告書、学びの設計書も考慮される

医学部人間健康科学科 先端リハビリテーション科学コース(先端理学療法学講座)

試験試験科目
共通テスト国語数学理科社会英語情報合計
2002002001002001001000
1次選考調査書、学業活動報告書、学びの設計書
2次選考論文100 面接100 合計200ただし、共通テストは概ね75%以上が必要調査書、学業活動報告書、学びの設計書も考慮される

薬学部薬科学科、薬学科

試験試験科目
共通テスト国語社会数学理科英語情報合計
20010020020020050950
1次選考提出書類
2次選考論文200 面接200 合計400ただし、共通テストは概ね80%以上が必要

工学部地球工学科

試験試験科目
共通テスト国語社会数学理科英語情報合計
2001002002002001001000
選考方法提出書類、共通テストただし、共通テストは概ね80%以上が必要であり、数学ⅠA、数学ⅡBC、選択した理科2科目の合計4科目の内、少なくとも2科目の得点率が概ね90%以上必要

工学部建築学科

試験試験科目
共通テスト国語社会数学理科英語情報合計
2001002002002001001000
選考方法提出書類、共通テストただし、共通テストは概ね80%以上が必要であり、数学ⅠA、数学ⅡBCの2科目いずれも得点率が概ね90%以上必要

工学部電気電子工学科、理工化学科

試験試験科目
共通テスト国語社会数学理科英語情報合計
2001002002002001001000
選考方法提出書類、共通テストただし、共通テストは概ね80%以上が必要

工学部情報学科

試験試験科目
共通テスト国語社会数学理科英語情報合計
1501002002002001001000
1次選考調査書、推薦書、学びの設計書、活動実績の概要
2次選考口頭試問200 合計200ただし、共通テストは概ね80%以上が必要

農学部資源生物科学科

試験試験科目
共通テスト国語社会数学理科英語情報合計
2001002002002001001000
1次選考提出書類
2次選考面接200 合計200ただし、共通テストは概ね80%以上が必要

農学部応用生命科学科

試験試験科目
共通テスト国語社会数学理科英語情報合計
2001002002002001001000
1次選考提出書類
2次選考小論文250 面接250 合計500ただし、共通テストは70%以上が必要

農学部地域環境工学科

試験試験科目
共通テスト国語社会数学理科英語情報合計
2001002002002001001000
1次選考提出書類
2次選考小論文250 面接250 合計500ただし、共通テストは概ね80%以上が必要

農学部食料・環境経済学科

試験試験科目
共通テスト国語社会数学理科英語情報合計
2001002002002001001000
1次選考提出書類
2次選考小論文200 合計200ただし、共通テストは概ね80%以上が必要

農学部森林科学科

試験試験科目
共通テスト国語社会数学理科英語情報合計
2001002002002001001000
1次選考提出書類
2次選考小論文200 面接100 合計300ただし、共通テストは概ね80%以上が必要

農学部食品生物科学科

試験試験科目
共通テスト国語社会数学理科英語情報合計
200100200200100800
1次選考提出書類
2次選考口頭試問100 合計100ただし、共通テストは800点満点中概ね660点以上が必要

特色入試の攻略法

京都大学の特色入試は、高大接続を重視した入試で、主に以下の2つによって判定されます。

①高等学校での学修における行動と成果の判定

②個々の学部におけるカリキュラムや教育コースへの適合力の判定

では、以上の2つをどのようにして評価するのかを説明します。

①「調査書」に加え、高校時代の実績を記した「学業活動報告書」や「学びの報告書」、志望理由や大学での学習・研究計画を記述する「学びの設計書」を提出する必要があります。具体的にどのような実績が評価されるのでしょうか。京都大学特色入試の公式HPには、「数学オリンピックや国際科学オリンピック出場、各種大会における入賞、教育委員会賞、国際バカロレアディプロマコース・SAT・TOEFL・TOEIC ・英検の成績など」が顕著な活動歴の例として挙げられています。取得難易度が非常に高いものがずらりと並んでいるので、出願要件とはなっていないものの、これらの実績を持った受験生と競わなければいけないということは覚悟しておきましょう。

②「学びの設計書」の提出が全学部で求められます。

高校時代に取り組んだこと、志望理由、京大で何をどう学びたいか、学んだことを卒業後どう生かしたいかがテーマとなっています。例えば薬学部志望であれば、化学グランプリで賞をとった経験や、創薬への熱意や研究テーマのアピールをしていくことなどが必要になってくるでしょう。この学びの設計書のクオリティを上げることが大事になってきますが、一朝一夕で対策や準備ができるものではないので、高校生活のできる限り早い段階で準備に取り掛かりましょう。また、共通テストの成績が求められます。直接的に加点されることはないですが、合格基準点としてほとんどの学部・学科では概ね8割以上の得点率が求められます。それに加えて、学部ごとの能力測定考査、論文試験、面接試験、口頭試問等を組み合わせて実施します。活動報告書に求められる実績の難易度も高く、一筋縄ではいかないですね。ただ、学力という意味では共通テストさえ得点できればチャンスはあるので、京都大学の2次試験は自信がないけどどうしても合格したいという受験生は受験する価値はあると思います。

実績がある人は、「学びの設計書」の質を高めつつ、効率的に小論文と面接の実力をつければ、合格を狙うこともできるでしょう。

まとめ

京都大学は東京大学と並ぶ日本国内のトップレベルの大学です。「自由の学風」や「自学自習」を掲げており、現在まで日本の研究を常にリードしている大学です。研究するには非常に恵まれた環境です。一般入試の特徴としては、論証メインの入試問題であり、数学はほぼ小問がないなど各科目の基礎の徹底理解と応用演習に加えて、独自の対策が必要です。志望者のレベルも高く、共通テストの比重が低いにも関わらずボーダーがだいたい80%以上となっており、共通テストのわずか数点が合否に直結してきます。二次試験を最優先としながらも、共通テストの対策もしっかり行い合格を目指していきましょう。特色入試は高校での評定と活動実績の両方が評価され、さらに共通テストの点数も約80%の得点率を満たしていなければなりません。ただ、一般入試と併願できるので、「京都大学にどうしても合格したい!」という受験生はできる限りの活動報告や計画の準備を進め、学部ごとの面接や小論文対策を入念に行ってチャレンジするのもいいと思います。

横浜国立大学に行きたいと考える入学希望の方も多いのではないでしょうか。しかし、どのような勉強方法や対策方法をすればいいのかわからないという受験生も多いと思います。そこで本ページでは、横浜国立大学の入試方式や倍率などのデータをご紹介します。是非参考にしてみてください。

横浜国立大学とは

横浜国立大学は、1874年に創立された非常に歴史のある大学です。筑波大学、お茶の水女子大学、千葉大学、神戸大学と共に、旧帝大に次いで難しく人気のある大学です。最近では上記の大学に横浜国立大学を入れた大学群のことをそれぞれの頭文字をとって「TOCKY」と呼ぶこともあります。

TOCKYの偏差値を比較すると以下の通りです。

大学名偏差値
筑波大学55.0~67.5
お茶の水女子大学55.0~67.5
千葉大学50.0~72.5
神戸大学55.0~67.5
横浜国立大学55.0~67.5

横浜国立大学は16の研究分野において、科学研究費助成事業の2018〜2022年度の新規採択数が国内でトップ10に入っています。特に、数学基礎関連と安全工学関連は国内で2位の採択数です。また海外の140以上の大学と学術交流協定を締結しており、毎年、海外の大学から約300人の研究者を受け入れています。神奈川県の出身者は約3割、東京など首都圏出身者を合わせても5割程度になっており、首都圏以外の出身者が多い大学でもあります。外国人留学生も多く、全学生のうち10人に1人が留学生です。ちなみにですが、日本の国公立大学の中で唯一、大学名に「国立」が入っている大学です。

横浜国立大学の学部について

学部学科
経済学部経済
経営学部経営
教育学部言語・文化・社会系教育自然・生活系教育芸術-音楽芸術-美術芸術-保健体育芸術-心理学芸術-特別支援教育
都市科学部都市社会共生建築都市基盤環境リスク共生
理工学部機械-機械工学機械-材料工学機械-海洋空間のシステムデザイン化学・生命系数理-数理科学数理-物理工学数物-電子情報システム数物-情報工学

横浜国立大学には、経済学部、経営学部、教育学部、都市科学部、理工学部の5つの学部があります。東日本の国公立大学では唯一、経営学部が設置されています。経済学部と経営学部では経済社会が抱える諸問題を分析・解決することを目的とした「DSEP-Econ.」、ビジネスにおける課題について科学的に意思決定をすることを目的とした「DSEP-Biz.」、法律・政策の視点から実社会の課題を解決することを目的とした「LBEEP」といった連携教育プログラムがあり、通常の授業に加えて目的ごとに特別な教育を受けることが可能です。また都市科学部については、都市社会共生学科は文系学科、建築学科・都市基盤学科・環境リスク共生学科は理系学科という立ち位置になっており、1つの学部の中で文理融合の形をとっています。

出典:横浜国立大学HP

横浜国立大学の学生数

学部学生数男女比率
経済学部1132男性:80.8%女性:19.2%
経営学部1263男性:65.2%女性:34.8%
教育学部904男性:40.3%女性:59.7%
都市科学部1072男性:61.8%女性:38.2%
理工学部2839男性:83.9%女性:16.1%

大学院生も含めると現在は約10000人もの学生が在籍しています。学部生だけですと約7500人の学生が在籍しています。理工学部が最も在籍数が多いです。理工学部では男性が83.9%で女性が16.1%となっており、男性の割合が大きいです。逆に、教育学部は男性が40.3%で女性が59.7%となっており、女性が男性よりも約1.5倍多いです。学部生全体で見ると、男性の方が女性より約2.5倍多いようです。

出典:Kei-Net

横浜国立大学の所在地

常盤台キャンパス
横浜駅から市営バス・相鉄バス「横浜国立大学正門前」(またはキャンパス内各停留所)で下車
地下鉄三ツ沢上町駅より徒歩16分
相鉄和田町駅より徒歩20分

横浜国立大学は「常盤台キャンパス」に全ての学部・大学院が集まっています。日本で最初の18ホールのゴルフ場である「程ヶ谷カントリー倶楽部」の跡地に建てられたこともあり、非常に緑豊かなキャンパスになっています。全ての学部・学科の学生が利用しているキャンパスになります。キャンパス内には、ローソンや図書館の1階にはカフェも設置されています。キャンパスの広さは東京ドーム約10個分の大きさで、東京ディズニーランドの大きさと同程度の大きさです。

出典:横浜国立大学HP

横浜国立大学の就職・進学について

2023年度の主な就職先をまとめてみました。

富士通、KDDIといった国内でも有名な大企業への就職が目立ちます。また東京都庁への就職者も多いです。横浜国立大学は、日本経済新聞社と就職・転職支援の日経HRが実施した、企業の人事担当者から見た大学イメージ調査で、関東・甲信越地域で1位(全国総合ランキングでは4位)にランクインしています。就職支援としては、キャリア・サポートルームで就職活動のサポートをしてもらうことができます。就職ガイダンス、外部講師を招いてのセミナー開催や模擬面接・就職相談を予約制で実施しています。また2021年度の卒業生のデータでは、卒業生のうち約10%の学生が大学院等へ進学をしているようですが、その多くが理工学部の学生になっており、理工学部の卒業生のうち73.9%が進学をしています。進学先としては横浜国立大学大学院はもちろんですが、東京大学大学院、京都大学大学院、大阪大学大学院、名古屋大学大学院など旧帝大の大学院への進学実績もあります。

出典:大学通信ONLINE

偏差値と倍率

偏差値

学部偏差値
経済学部60.0~67.5
経営学部62.5~67.5
教育学部ー
都市科学部57.5~65.0
理工学部55.0~62.5

偏差値は平均すると60前後になっています。教育学部については、2次試験で筆記試験が実施されておらず偏差値のデータがありませんが、共通テストのボーダーは約70%になっています。その中でも教育学部の芸術-美術に関して共通テストボーダーが63%と若干低めになっています。教育学部以外の学部については、共通テストのボーダーは前期試験で75%~80%となっています。特に、都市科学部については都市社会共生・建築・都市基盤はボーダーが80%となっていますので、横浜国立大学の中ではレベルの高い学部です。ちなみに、同じ都市科学部の中でも環境リスク共生はボーダーが74%ですので、都市科学部になんとしても入りたいという方はチェックしてみましょう。
出典:Kei-Net

倍率

横浜国立大学の2023年度前期試験の入試倍率をまとめました。

学部倍率
経済学部4.8
経営学部3.8
教育学部2.2
都市科学部3.4
理工学部3.2

2022年度の倍率と比較した際に、経済学部の倍率が1.6倍から4.8倍という非常に大きな増加となっていますが、過去のデータを遡ると2021年度と2022年度のデータが極端に低いということもあり、元の倍率に戻っただけであると考えることができます。前期試験だけで見ると、最も倍率が高いのは経済学部・経営DSEPで5.8倍です。また都市科学部・都市環境基盤については2023年度1.3倍、2022年度1.0倍ということもあり、倍率が低めになっていますので狙い目です。

出典:代々木ゼミナール入試情報

横浜国立大学の攻略法

入試方式

一般入試(前期・後期)の他に、経営学部と教育学部と理工学部では学校推薦型選抜が実施されています。総合型選抜は経済学部、教育学部、理工学部、都市科学部で実施されています。

配点について

まず各学部の前期試験の配点は以下の通りです。

経済学部

経営学部

教育学部

学校教員養成課程 言語・文化・社会系教育コース、自然・生活系教育コース、芸術・身体・

発達支援系教育コース(心理学・特別支援教育専門領域)

教育学部

学校教員養成課程 芸術・身体・発達支援系教育コース(音楽・美術・保健体育専門領域)

都市科学部

都市社会共生学科

都市科学部

建築学科

都市科学部

都市基盤学科

都市科学部

環境リスク

理工学部

機械・材料・海洋系学科

理工学部

化学・生命系学科

理工学部

数物・電子情報系学科

各学部ごとに配点が異なるので各自、HPをチェックをしてみてください。経済学部、経営学部、教育学部、都市科学部の都市社会共生と環境リスクは、2次試験よりも共通テストの配点が高いです。また、その他の学部についても、共通テストと2次試験の比率がおおよそ1:1になっています。横浜国立大学を受験する際には、共通テストでしっかり点数を取り切ることが重要です。基本事項を確認した上で、マーク形式の問題を解くことに慣れていきましょう。また教育学部については、2次試験で筆記試験が実施されず、面接・小論文・実技試験が実施されています。共通テストの得点が合否を大きく決定付けるので、教育学部を目指している方は特に共通テストで点数を取ることを意識してみましょう。横浜国立大学の2次試験の場合、全体的な問題の傾向として、問題の難易度は標準的なレベル、もしくは少し難しいというようなレベル感です。標準的なレベルの問題が多い場合、取りこぼしを極力減らすことが必要になります。教科書、問題集、参考書などでしっかり学習を進め、入試でよく出てくる典型的な問題を確実に解けるようにしておきましょう。

また全体的に試験時間に対して、問題量が多い傾向があります。例えば英語の場合は、長文が4題、会話文が1題、英作文が1題という構成になっており、ほとんどが記述をする問題ですので、短時間で読解する力や自分の考えを英語でまとめる力が求められています。また数学や理科についても、難問は出題されることはあまりないのですが、問題のボリュームがあり、計算量が多いです。試験時間内で解き切るためにも常に時間を意識して問題演習に取り組んでみましましょう。そのためにも、基礎を学ぶ段階から常に考えること、根拠を考えることを癖にしてみて欲しいです。

学校推薦型については、

・経営学部

・教育学部

・理工学部 化学・生命系学科 

      化学教育プログラム 化学応用教育プログラム バイオ教育プログラム

      数物・電子情報系学科

      電子情報システム教育プログラム

で実施されています。

経営学部と教育学部では、共通テストが課されておらず、面接・小論文と教育学部の一部学部で実技試験が実施されているのみです。学力的に少し届かない方でも十分チャンスがある試験と言えます。出願要件については、現役生のみが受験可能で、評定については経営学部が4.3以上、教育学部が3.5以上という指定があります。

理工学部については、共通テストが課されています。配点は以下の通りです。

理工学部  学校推薦型選抜

選抜の際には、共通テストの成績・推薦書・調査書・面接を総合的に判断して合否を決定しています。2次試験が実施されていないので、横浜国立大の2次試験が難しいと感じている方で理工学部を受験したい方はぜひ検討してみて欲しいです。また総合型選抜については、教育学部、経済学部、理工学部、都市科学部で実施されています。都市科学部の建築学科のみ共通テストが課されていません。その他の学部については2次選抜合格者に対して、共通テストが課されており、共通テストの結果によって最終的な合格者を決定しています。配点は以下の通りです。

教育学部 学校教員養成課程

経済学部 経済学科

理工学部 機械・材料・海洋系学科 材料工学教育プログラム

理工学部 機械・材料・海洋系学科 海洋空間のシステムデザイン教育プログラム

都市科学部 都市社会共生学科

都市科学部 都市基盤学科

都市科学部 環境リスク共生学科

1次選考として、書類・課題レポート・自己推薦書があり、それらを総合的に判断して選抜が行われます。2次選考では、プレゼンテーション・面接・口頭試問等が実施されています。2次選考は全体的に各学部ごとの諸問題に対しての自分の考えをアピールできるかがポイントです。例えば都市科学部都市社会共生学科では文化的・社会的現象に関する 600 字程度の作文が出題され、口頭試問では志望動機や学習計画と合わせて作文内容についても質疑が行われています。また教育学部では、教育全体の課題等の質問が行われ、教員を志す者としての教育に対する情熱やコミュニケーション能力を持っているかを総合的に評価しているようです。

また共通テストが課されていない都市科学部建築学科では、1次選抜で書類・自己推薦書・造形に関する思考力、表現力の検査(図形問題が多い)が行われます。2次審査では面接試験(口頭試問)が行われます。共通テストでは届かない方でもチャンスがある試験と言えるでしょう。

全体的に総合型選抜を目指している方はなぜその学部で学びたいのかを考えるだけではなく、その分野特有の諸問題に対して自分の意見を述べられるように、分野特有の知識を学ぶことが重要になります。新聞や本を読んだり、ネット上で様々な情報をリサーチしてみてください。

出典:横浜国立大学HP

まとめ

横浜国立大学は、旧帝大に次ぐ難関大学として人気の大学です。就職に関しても、国内の有名企業への就職も多く、企業の人事担当からの評価も高いです。入試の傾向として、共通テストの配点が高いことが特徴です。まずは基礎を固め、共通テストでとりこぼしのないように心がけましょう。2次試験については、難問が出題されない傾向ですが試験時間に対して問題量が多いです。スピードと正確性を意識した、暗記に頼らない理解を伴った学習が必要になります。総合型選抜、学校推薦型では多くの学部が共通テストを課していますが、共通テストが必要でない学部もありますので要チェックです。横浜国立大学の2次試験が難しいと感じている方はぜひチャレンジして可能性を広げていきましょう。

岡山大学とは

岡山大学は、岡山医科大学をはじめとする高等教育機関群を統合して、1949年(昭和24年)、新制国立大学として設立されました。1870年(明治3年)に創設された岡山藩医学館を起源とする歴史のある大学です。

参照:HP https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/freetext/ou-vision2030/file/ou_vision_2050.pdf

岡山大学は長期ビジョン2050「地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学」というのことを掲げています。​​持続可能性と多様な幸せを追究する「SDGs推進研究大学」として、人文・社会科学から自然科学・医療にわたる幅広い専門知・実践知と、データサイエンスをはじめとする、新たなリテラシーとの分野横断的な統合による「総合知」の創出と活用を推進しています。そして、データ駆動型社会において地域と世界のことを考え活躍できるいわゆるグローバル人材の育成と、組織・団体の垣根を越えた協働事業・国際共同研究などを発展させている大学です。

岡山大学の学部について

参照:Keinet https://search.keinet.ne.jp/1355/outline/department

岡山大学ではグローバル・ディスカバリー・プログラムというものがあります。グローバル・ディスカバリー・プログラム(GDP)とは、世界中から集まる留学生、帰国生などと英語を共通言語として一緒に学ぶ国際プログラムです。学部・学科の枠にとらわれない、自由で実践的な学びを通してグローバルに活躍できる人材を育成することを目的としています。グローバル・ディスカバリー・プログラムには特徴が4つあります。

特徴1:「自分の学び」を実現するカリキュラム

個々の学生はアカデミック・アドバイザーと相談しながら、学ぶ意欲や関心、将来の目標とマッチした科目を選択し、履修計画を立てます。特定の専攻といった既存の枠組みにとらわれない主体的・創造的な学びを通して、新しい時代を切り拓く力を育みます。

特徴2:英語で学ぶ専門教育と言語教育

GDPの共通言語は英語です。英語による専門科目の学習量や期待値は高く、本格的な海外留学をしているような学びを通して、グローバル社会で求められる真の胆力を鍛えることができます。入学直後からレベルに合わせたアカデミック英語の授業があり、日本語が母語でない学生は個々のレベルに合わせた日本語の授業も履修できます。

特徴3:学生同士の協働・学び合いを大切に

GDPが提供する英語による授業は、グループディスカッションやプレゼンテーションを多く取り入れています。さまざまな文化背景や経験を持つ学生同士が協力し、学び合うことで、多文化への感性や課題発見力を高めます。

特徴4:実践知の重視

GDPではインターンシップや留学、演習なども実践科目として単位の取得を認めています。大学の学びを活かし、実際に現場で課題解決の道筋を探ることで、社会で役立つ実践的な力を養います。

岡山大学の学生数

2023年度

参照:Keinet https://search.keinet.ne.jp/1355/outline/department

全体としては1万人程度の学生が在籍しています。最も学生数の多い学部は工学部でおよそ2,500人と全体の1/4を占めます。大学全体の男女比は男性が約57%、女性が約43%になっています。工学部や環境理工学部は男性比率が80%を超えますが、文学部、法学部(昼間)、教育学部、農学部、医学部保健学科、歯学部、薬学部薬学科は女性の割合が多いです。特に医学部保健学科は女性比率が80%を超えています。

大学の所在地

参照:keinet https://search.keinet.ne.jp/1355/outline/campus

津島キャンパス

津島キャンパスは、文学部、教育学部、法学部、経済学部、理学部、薬学部、工学部、農学部が利用するキャンパスです。学外との境に塀がない、オープンなキャンパスです。だれでも自由に入構して、キャンパスの敷地内を散策できます。大講義室と研究スペースを有する木造2階建ての「共育共創コモンズ」という施設があります。これは大学だけでなく地域や企業の方々とともに学びあい交流できる「みんなのイノベーション空間」として計画され、岡山大学特別招聘教授であり建築家の隈研吾さんの監修により建築されました。この建物は、木造CLTパネルを活用した最先端の工法を視覚的にも体感できる原寸大の建築教育の教材です。木造CLTパネルの製造量が日本一の岡山県における木質建築・森林保全活用の教育研究拠点としての役割も担います。持続可能な社会へSDGsを推進する岡山地域のシンボリックな建物となることを期待されています。

鹿田キャンパス

鹿田キャンパスは歯学部と医学部が利用するキャンパスです。こちらのキャンパスは病院エリアがあるため、津島キャンパスと違って自由散策はできません。鹿田キャンパスには大学病院など医療関係の施設が多いのが特徴です。

岡山大学の就職・進学について

主な就職先

2023年度

参照:大学通信ONLINE https://univ-online.com/rank2/y2023/chugoku-shikoku/r1920175/

岡山大学の学部卒業生は約52.4%が就職しており、約33%が進学しています。主な就職先を見てみると、最も多いのは川崎重工業、次いで三菱電機、村田製作所となります。工学部の人数が多いので製造業への就職者が多いですが、業種別で見ると教育学部の影響で学校教育関連への就職が一番多いです。教育関連の次が製造業、その次が医療・福祉関連の就職が多いです。また、法学部を中心に公務員への就職も多いです。国家公務員と地方公務員の数を合わせると、学校教育関連の2倍ほどの就職者の数になります。また、就職先の地域としては岡山県が一番多いです。次いで関東東海地区、その次が近畿地方となります。進学については理学部と工学部の進学率が特に高く、理学部は62.7%、工学部は71.6%が進学しています。

偏差値と倍率

偏差値

一般入試前期日程の偏差値をまとめてみました。

(※)河合塾kei-net参照。https://search.keinet.ne.jp/1355/general/border_rate

偏差値は50~55ほどのところが多いです。偏差値が一番高いのが、医学部医学科の67.5となっています。

医学部に次いで偏差値が高いのが薬学部薬学科の57.5です。共通テストのボーダーについては、65%〜70%程度の学部学科が多いです。医学部医学科は一番ボーダーが高く84%となっています。他にも歯学部や薬学部、教育学部の中学教育はボーダーが70%以上と高くなっています。反対に、教育学部の特別支援は62%で他の学部学科より低くなっています。また、法学部や経済学部の夜間も63%とほどと他学部に比べると低めです。

倍率

一般入試前期日程の倍率をまとめてみました。

学部・学科倍率
文学部2.4
法学部(昼間)1.9
法学部(夜間)1.7
経済部(昼間)2.1
経済部(夜間)2.7
教育学部1.1~2.2
理学部1.7~2.9
工学部1.6~2.1
農学部2.1
医学部1.1~2.8
歯学部1.8
薬学部1.5~2.2
合計2.0

参照:Keinet https://search.keinet.ne.jp/1355/general/exam_result

大学全体でみると、前期試験の倍率は2.0倍です。最も倍率が高いのは理学部の化学科で2.9倍です。ただし、化学科の前年度の倍率は1.4倍だったので前年度の倍率が低かったために出願者が増えた可能性もあります。同様に前年度1.2倍だった地球科学科は2.6倍に増え、前年度3.6倍だった数学科は2.2倍に減っています。最も倍率が低いのは教育学部の中等教育と医学部保健学科の1.1倍です。ただし、医学部保健学科は前年度の倍率は2.1倍でした。

岡山大学の攻略法

入試方式について

一般選抜(前期日程、後期日程)の他に、総合型選抜、学校推薦型選抜、国際バカロレア選抜があります。

一般入試の攻略法

配点について

医学部保健学科看護学専攻(理系)

医学部保健学科看護学専攻(文系)

参考:HP https://www.okayama-u.ac.jp/user/st/nyushika/pdf/2025yokoku3.pdf

岡山大学は共通テストと2次試験の配点では共通テストの配点が高い学部が多いです。教育学部や医学部保健学科の看護学専攻では共通テストと2次試験の配点差が2倍以上あるところもあります。そういった学部を狙う場合は、2次試験での逆転は難しくなりますので、共通テストの対策に力を入れていきましょう。

工学部

医学部医学科

農学部

一方で、理学部、工学部、農学部、医学部医学科は共通テストよりも2次試験の方が配点が高いです。共通テストはもちろんのこと、2次試験できちんと点数を取らないと逆転されてしまいますので、2次試験で点数が取れるように対策を行いましょう。

理学部数学科

物理学科

化学科

生物科

地球科学科

また、理学部は配点の合計は各学科で同じですが、学科ごとに2次試験の科目ごとの配点は異なるので注意してください。数学科は数学の配点が、理科系の学科は理科の配点が高いです。ただ、物理学科と化学科でも数学や理科の配点が異なるので自分の受験する学科の配点はきちんと確認しましょう。

教育学部養護教諭養成課程

教育学部養護教諭養成課程では2次試験で小論文とペーパーインタビューが実施されます。小論文は養護教諭の仕事と子供の発育発達や健康について,理解力,思考力,表現力などを試す問題を課し、ペーパーインタビューは養護教諭養成課程での勉学・研究に必要な理解力・思考力や表現力並びに主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度について評価されます。小論文は書籍から抜粋された資料が2つあり、それを読んで問に答える形式です。設問は3問で1問目と2問目は下線部の説明や理由など現代文のような内容で、3問目で自身の意見や考えを記述します。文字数は年度によって違いますが、400字〜450字の年と600字〜650字の年があります。資料を踏まえた上で「自由に考える力が育つ学校について」「用語共有として子供に接するときに大切にしたいこと」「養護教諭として子供に健康教育を行うときに大切にしたいこと」などが出題されます。2023年には「養護教諭を目指す者としてこれから学びたいこと」の記述の中に「教育」「子どもの立場」「個別性」という単語を使用するように指示がありました。

ペーパーインタビューは2022年度の入試から導入されました。下記のような内容を指定された解答用紙に記入していく形式です。

また、岡山大学では英語資格や検定試験の結果を利用することができます。岡山大学の設定している基準を超えていれば、共通テストと2次試験の英語両方を満点とみなされます。ただし、例えば英検ですとスコアが2600点以上でないといけないので、求められるレベルはとても高いです。

岡山大学の攻略法(総合型選抜)

岡山大学の総合型選抜は文学部、教育学部、法学部、理学部、医学部保健学科、薬学部で実施されます。

選抜方法は各学部で共通テストが必須となっています。それに加えて文学部、教育学部、理学部では面接、医学部の看護学専攻、放射線技術科学専攻、薬学部では小論文と面接、医学部の検査技術科学専攻では総合問題と面接小論文、法学部ではペーパーインタビューが課されます。文学部、法学部、医学部では英語資格・検定試験の成績を書類審査に含めて評価されます。提出は任意ですが、英検など取得しておいて損はないでしょう。

文学部、理学部           法学部

教育学部             薬学部

医学部看護学専攻、放射線技術科学専攻

医学部検査技術科学専攻

各学部の配点はこちらです。

参照:HP https://www.okayama-u.ac.jp/user/st/nyushika/2024/pdf/bosyuyoko/sougou2024.pdf

こちらは2024年度の配点になります。2025年度では薬学部には共通テストで情報が追加されます。

医学部を除き共通テストの配点の方が高くなっています。特に理学部では共通テストの配点が7割ほどになるので、共通テストできちんと点数を取ることが必要です。また、一部の学部には合格基準点が設けられていて、文学部では390点/600点、法学部(昼間)では130点/400点、夜間主コースでは120点/400点、医学部看護学専攻では200点/400点、理学部の数学科では560~600点/800点、物理学科と化学科では420〜450点/600点となっています。文学部では英語・国語・社会の3教科、法学部では英語・国語の2教科で受験ができるので、私立志望で本当は国立にいきたいと思っている人でも出願できます。もちろん、岡山大学を第一志望で考えている人も共通テストはどちらにせよ利用するので、出願しておくと良いでしょう。また、岡山大学にはディスカバリー入試というものがあります。こちらはグローバル・ディスカバリー・プログラムを希望する人に向けての入試です。受験区分は文系と理系で分かれています。ディスカバリー入試の場合は英語資格・検定試験の成績提出は必須となりますので注意してください。

選抜方法

文系も理系も1次選抜では書類審査、2次試験が英語の記述試験や面接などです。

1次選抜

○自己推薦書・調査書等の提出書類による書類審査です。

 自己推薦書では、主として次の点が評価されます。 

・自分の意見や経験をまとめる論理的思考力を持っているか。

 ・相手に説得力を持ってわかりやすく伝える文章力を持っているか。

 ・これまでの経験に基づく考察と学修計画に一貫性があるか。

 ・グローバル・ディスカバリー・プログラムの特徴を生かした学修計画を立てているか。

 調査書と英語資格・検定試験の成績証明書では、主として次の点が評価されます。

 ・グローバル・ディスカバリー・プログラムで学ぶための英語能力を含む基礎学力があるか。 

志願者数が一定数を超えるとこれらを総合して1次選抜が行われます。

1次選抜の合格者は文系で30名、理系で16名程度です。

合格した人が2次選抜に進むことができます。

2次選抜は文系と理系で少し異なります。

文系                             理系

文系

英検ですと、準1級で2300点以上のスコアを獲得する必要があります。

英検ですと英検1級が相当します。

理系

文系と同じです。

理系はポスターのデータとタイトルを事前に提出する必要があります。

配点です。

合計は同じですが、文系の方が面接の配点が高く、理系は面接の配点が文系比べて下がる分、理系の記述問題とプレゼンテーションの配点が高くなっています。HPで過去問も見ることができるので、ぜひチェックしてみてください。

岡山大学の攻略法(学校推薦型選抜)

岡山大学の学校推薦型選抜は2種類あります。共通テストを課さない学校推薦型選抜Iと共通テストを課す学校推薦型選抜IIです。

学校推薦型選抜I

学校推薦型選抜Iは教育学部、経済学部、理学部、工学部、農学部、これらの一部の学科で行われます。

配点です。

 *は,面接評価に含まれます。

教育学部では2種類の選抜に分かれています。入学後に,「岡山県北地域教育プログラム」を履修する岡山県北地域教育プログラム選抜と「岡山県工業科教員養成プログラム」を履修する岡山県工業科教員養成プログラム選抜です。それぞれ評定は4.3以上必要でる岡山県北地域教育プログラム選抜では書類、小論文、個人面接、集団面接、岡山県工業科教員養成プログラム選抜では書類と小論文、面接が実施されます。

経済学部でも2種類の募集方法があります。実施は夜間コースのみです。出願資格が若干異なりますが、どちらも評定は4.0以上必要で、書類、小論文、面接で選抜されます。

理学部は生物学科のみの実施です。評定は4.3以上必要で書類、総合問題、面接で選抜されます。

生物学科では英語資格・検定試験の成績を書類審査に含めて評価されます。提出は任意ですが英検等取得しておくといいでしょう。

総合問題は生物学に関連する英文を用いて、基礎的英文読解能力が評価されます。加えて、生物学の基礎的な知識、論理的思考力、表現力が評価されます。

工学部では評定4.3以上が必要で、学科により異なりますが、書類、面接、総合問題で選抜されます。

農学部は2種類の募集方法があります。どちらも評定は4.3以上必要で英語試験・検定試験の成績の提出が必須です。書類、小論文、面接で選抜されます。

学校推薦型II

学校推薦型IIは教育学部、経済学部、歯学部で行われます。

全ての学部で共通テストが必須です。

※2024年度の配点です。2025年度から一部の学部で情報が加わります。

教育学部は評定4.3以上、共通テストの他に書類と面接で選抜されます。学校教育教員養成課程中学校教育専攻(英語)においては、英語資格・検定試験の成績を書類審査に含めて評価されます。

経済学部でも2種類の募集方法があります。実施は昼間コースのみです。出願資格が若干異なりますが、募集方法Aでは評定4.0以上、募集方法Bでは評定は4.3以上が必要で、共通テストの他に、書類と面接で選抜されます。

歯学部は評定4.3以上、共通テストの他に書類、小論文、面接で選抜されます。ただし、面接の得点が50点未満の場合は不合格となります。英語資格・検定試験の成績を書類審査に含めて評価されます。

どの学部の共通テストの点数は配点の中で多くを占めるので、共通テストの対策はきちんとしておきましょう。学校推薦型IもIIも高い評定が必要なので、1年生から定期テストできちんと点数をとって高い評定を維持していきましょう。

まとめ

岡山大学は非常に伝統のある大学で、医学部や歯学部薬学部など医療系も充実しています。グローバル・ディスカバリー・プログラムやSDGs関連など、独自の取り組みも行っています。各学部で総合型選抜や学校推薦型選抜など様々な入試方式が存在します。共通テストが必要なかったり、3教科で受験できる方式などあるので、本当は国立に行きたいけど私立狙いという方でも受験することができます。一般選抜では共通テストの配点が高い学部も多いですし、推薦や総合型で共通テストを利用することもあるので、共通テストの対策はきちんとしていきましょう。

一橋大学に行きたいと考える入学希望の方も多いのではないでしょうか。しかし、どのような勉強方法や対策方法をすればいいのかわからないという受験生も多いと思います。そこで本ページでは、一橋大学の入試方式や倍率などのデータをご紹介します。是非参考にしてみてください。

一橋大学とは

一橋大学は、東京都国立市に本部を置く日本の国立大学です。東京商科大学の後身であることもあり、商学部を中心に発展してきた大学です。偏差値帯としては「東京一工」と呼ばれる、「東京大学・京都大学・一橋大学・東京工業大学」の超難関国立大学を合わせた大学群に含まれます。東京一工の偏差値はこちらです。

大学名偏差値
東京大学67.5~72.5
京都大学62.5~72.5
一橋大学65.0~67.5
東京工業大学65.0

※一般入試前期日程の数値を参照しています。

余談ですが、東京工業大学は東京医科歯科大学と統合され、東京科学大学となる予定です。2024年秋頃に移行予定となっています。

社会科学を先導する大学

一橋大学の大きな特色として第1に挙げられるのは、日本で最も伝統のある社会科学系研究大学として、常に学界をリードしてきたという長い歴史と実績です。また、この伝統を受け継ぎ、人文科学を含む広い分野で新しい問題領域の開拓と解明を推進する豊富な教授陣に恵まれていることも同時に挙げられます。2023年4月には、社会科学とデータサイエンスを融合させることにより、社会科学の視点から、情報技術の進展及びDX(デジタルトランスフォーメーション)に貢献できる人材を輩出することを目的として、ソーシャル・デ ータサイエンス学部を開設しました。

ゼミナールを核とする少数精鋭教育

第2には、ゼミナールを核とする少数精鋭教育が挙げられます。ゼミナールとは、担当教員の指導のもと、特定のテーマについて、発表や討論を行う授業であり、「講義」とは異なり学生が自発的に参加することが大変重要です。一橋大学は、このゼミナールを教育の中心としてきた長い歴史を有し、ゼミナールを必修としていること、平均7~8人程度の少人数で行われていることが一橋大学ならではの特色と言えます。

https://juken.hit-u.ac.jp/about/overview

一橋大学の学部について

学部学科
法学部法律学科・法学コース・国際関係コース・法曹コース
経済部経済学科
商学部経営学科商学科
社会学部社会学科
ソーシャル・データサイエンス学部ソーシャル・データサイエンス学科

一橋大学は文系学部のみが設置されており、文系に特化した大学です。ソーシャル・データサイエンス学部が2023年度に設立され、理系寄りの学部が誕生しました。ただ、受験科目を見ても文系の生徒でも受験がしやすいようになっているので、完全な理系学部という立ち位置ではないです。ソーシャル・データサイエンス学部以外の法学部、経済学部、商学部、社会学部はどれも70年以上の歴史のある学部です。一方、理工学部や医学部といった理系学部はありません。他大学との連携講座や単位互換はありますが、大学として理系学部を設置してはおりません。

一橋大学の学生数

学部学生数男女比率
法学部740男性:65.1%女性:34.9%
経済部1,191男性:87.3%女性:12.7%
商学部1,244男性:72.7%女性:27.3%
社会学部1,093男性:79.2%女性:20.8%
ソーシャル・データサイエンス学部67(新設のため1年次のみ)男性:85.1%女性:14.9%
合計4,335男性:71.8%女性:28.2%

どの学部もおよそ1000人程度の学生が在籍しています。ソーシャル・データサイエンス学部については新設学部のため1年次の学生のみとなっています。学部が文系のみであることと、大学の理念として少人数教育を志しているため、学生の総数は他の国公立大学と比べると少なくなっています。男女比については全体を通して男性71.8%、女性28.2%と男性の比率が高くなっています。特に、経済学部やソーシャル・データサイエンス学部はその傾向が顕著になっており、男性約85%に対して女性約15%となっています。

一橋大学の所在地

国立キャンパス小平国際キャンパス千代田キャンパス
・法学部
・経済学部
・商学部
・社会学部
・ソーシャルデータサイエンス学部
・中央図書館
中央線国立駅下車南口から徒歩約10分
・留学生寮スポーツ施設
中央線国分寺駅で西武多摩湖線に乗換え 一橋学園駅下車南口から徒歩約7分
・学術総合センタービル一橋講堂
東京メトロ半蔵門線・都営三田線・都営新宿線 神保町駅A8出口より徒歩約5分、東京メトロ東西線 竹橋駅1b出口より徒歩約5分

一橋大学のキャンパスは3つあります。メインキャンパスは国立キャンパスで、学部生は主にここで学ぶことになります。

・国立キャンパス(中央線国立駅下車南口から徒歩約10分)

自然環境に恵まれた美しいキャンパス

大学通りと呼ばれる通りを挟んで大学は東キャンパスと西キャンパスに分かれています。キャンパス自体はそこまで広くはなく、移動は楽に行えます。キャンパス内には雑木林が立ち並び、野鳥が生息していたりと自然豊かなキャンパスです。古い建物も多く、国立キャンパスの兼松講堂、旧門衛所、東本館は国登録有形文化財にも指定されています。

充実した図書館

全国の国立大学図書館では数少ない例ですが、中央図書館に図書、雑誌等資料を集中化しており、資料分散型図書館に比べて情報アクセスの利便性が格段に高くなっています。図書約208万冊、約17,100タイトルの雑誌、データベース約70種、電子ブック約250,000タイトル、電子ジャーナル約32,000タイトルを利用できます。

・小平国際キャンパス(中央線国分寺駅で西武多摩湖線に乗換え 一橋学園駅下車南口から徒歩約7分)

留学生用の寮やスポーツ施設など、国際交流を主体とした施設が置かれているキャンパスです。

・千代田キャンパス(東京メトロ半蔵門線・都営三田線・都営新宿線 神保町駅A8出口より徒歩約5分、東京メトロ東西線 竹橋駅1b出口より徒歩約5分)

学術総合センタービルを指すキャンパスです。商学部、経営管理研究科、法学研究科の一部授業が開講されています。また、一橋講堂があり、国際会議や学会、講演会が行われます。

一橋大学の就職・進学について

2023年度の主な就職先をまとめてみました。

主な就職先人数
楽天グループ25名
大和証券22名
EYストラテジー・アンド・コンサルティング12名
あずさ監査法人11名
東京都10名
アクセンチュア9名
三井住友信託銀行9名
みずほフィナンシャルグループ8名
明治安田生命保険8名
国際協力銀行6名
PwCコンサルティング6名
エヌ・ティ・ティ・データ5名
デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー4名
SMBC日興証券4名
博報堂4名
デロイトトーマツコンサルティング3名
日本放送協会3名
三井住友銀行3名
厚生労働省2名
住友商事2名
日本生命保険2名
マッキンゼー・アンド・カンパニー2名
三菱UFJ銀行2名

学部ごとの内訳

商学部あずさ監査法人11、楽天グループ8、大和証券6、アクセンチュア5、みずほフィナンシャルグループ、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー、SMBC日興証券各4など。

経済学部大和証券16、明治安田生命保険8、楽天グループ7、PwCコンサルティング、EYストラテジー・アンド・コンサルティング各6、三井住友信託銀行5、みずほフィナンシャルグループ4など。

法学部東京都5、三井住友信託銀行4、国際協力銀行、楽天グループ、三井住友銀行各3、住友商事、三菱UFJ銀行、厚生労働省、日本生命保険、マッキンゼー・アンド・カンパニー各2など。

社会学部楽天グループ7、EYストラテジー・アンド・コンサルティング6、東京都、エヌ・ティ・ティ・データ各5、アクセンチュア、博報堂各4、日本放送協会、デロイトトーマツコンサルティング、国際協力銀行各3など。

商学部や経済学部はもちろん、大学全体として金融関係の就職が多いのが特徴です。学部ごとには以下のような傾向があります。商・経済学部はコンサル・金融関係、法学部は省庁・金融関係、社会学部は金融・メーカーとなっています。また、主な就職先としては三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほフィナンシャルグループといった大手金融関連企業が挙げられます。金融以外では、アクセンチュア、PwC、デロイトトーマツ、マッキンゼーなど外資系コンサル会社への就職も挙げられます。総じて、大手企業への就職実績があり、特に金融関係は人気の就職先と言えます。

進学

進学については2割程度となっています。理系学部がないことが影響しているかもしれません。

偏差値と倍率

学部偏差値
法学部67.5
経済部65.0
商学部65.0
社会学部67.5
ソーシャル・データサイエンス学部67.5

偏差値は平均すると66.5となっています。偏差値が高いのが、法学部、社会学部、ソーシャル・データサイエンス学部の67.5となっています。経済学部と商学部は少し下がり65.0となっています。こちらの偏差値は前期試験のみをまとめたものになります。共通テストのボーダーについては、81~86%となっています。ボーダーについては偏差値が高い学部が高い割合になっていますが、大きな差はなく、どの学部でも85%程度の共通テスト得点率が目安になってきます。

倍率

一橋大学の2023年度前期試験の倍率をまとめました。

学部・学科倍率
法学部2.6
経済部(前期)2.8
商学部2.8
社会学部3.1
ソーシャル・データサイエンス学部(前期)2.5

最も倍率が高いのは社会学部で3.1倍となっています。一方、ソーシャル・データサイエンス学部は2.5倍と最も低い値となっています。新設学部ということが影響しているかもしれません。大学全体でみると、前期試験の倍率は2.76倍です。

一橋大学の攻略法(一般選抜)

【予告】平成30年告示高等学校学習指導要領に対応した令和7年度一橋大学入学者選抜における配点等について

入試方式

一般選抜(前期、後期)の他に学校推薦型選抜が実施されています。

後期日程は経済学部、ソーシャルデータサイエンス学部で実施されます。

配点について

一橋大学では学部ごとに細かい違いはありますが、一般的には個別学力試験の配点が大きくなっています。比率としては共テ:個別 = 3:7 もしくは 2:8 程度となっています。

前期日程

商学部(経営学科、商学科)

試験国語社会数学理科外国語情報小論文等配点合計
共通テスト505050505050300
個別学力検査110125230235700
合計26017528050285501000

経済学部(経済学科)

試験国語社会数学理科外国語情報小論文等配点合計
共通テスト353535353535210
個別学力検査110160260260790
合計14519529535295351000

法学部(法学科)

試験国語社会数学理科外国語情報小論文等配点合計
共通テスト405050404030250
個別学力検査120170180280750
合計16022023040320301000

社会学部(社会学科)

試験国語社会数学理科外国語情報小論文等配点合計
共通テスト202020902010180
個別学力検査180230130280820
合計20025015090300101000

ソーシャル・データサイエンス学部(ソーシャル・データサイエンス学科)

試験国語社会数学理科外国語情報小論文等配点合計
共通テスト4060または304030または604040250
個別学力検査100330230750
合計14060または3037030または60270401000

ソーシャル・データサイエンス学部による共通テストの配点は、地理歴史・公民から2科目用いる場合は上段の配点、地理歴史・公民から1科目用いる場合は下段の配点となります。

後期日程

経済学部(経済学科)

試験国語社会数学理科外国語情報小論文等配点合計
共通テスト353535303530200
個別学力検査400400800
合計353543530435301000

ソーシャル・データサイエンス学部(ソーシャル・データサイエンス学科)

試験国語社会数学理科外国語情報小論文等配点合計
共通テスト353035303535200
個別学力検査500300800
合計353053530335351000

対策

個別学力試験では記述問題を中心とした高レベルな問題が出題されます。レベルとしては国内トップの東京大学や京都大学にも劣らないくらいの難易度ですが、問題の特徴は類似したものが少なく、一橋独自の対策が必要です。特に、英語では絵を見て描写をするような独特な英作文の問題が出題されたり、世界史の論述では近代以降の社会経済史が出題されるなど、対策のためには一橋大学の過去問分析をした上で演習する必要があります。基本的な知識はもちろんのこと、体系的にその科目を理解して初めて論述できるような出題が多いため、日頃から学習した内容を言葉や文面で説明することは心がけましょう。

一橋大学については赤本(教学社)から「一橋の20ヵ年」シリーズが二次試験全ての科目で出版されているので20年分の過去問をやり込んで、傾向を理解し、自分の手で答案を作りきる練習をしていくのが良いです。さらに、学校や塾の先生に添削してもらい、採点者の目線で正しい答案作成ができているかを確認してもらうのがおすすめです。

共通テストの配点は全ての学部を通して相対的に低いですが、ボーダー得点率は80%を超えています。個別試験での負担を減らすことはもちろんのこと、一橋大学の入試では1点差で合格・不合格が分かれるので共通テスト対策も最低でも8割は取れるようしっかり行なっていこう。

一橋大学の攻略法(学校型推薦)

まずは配点についてです。一般入試と比較すると共通テストの配点はほとんど変わらないものの、二次試験では小論文、面接、推薦書、調査書、自己推薦書が課され、科目の試験はありません。比率については共通テストの割合が低い傾向にありますが、4:6〜3:7と一般入試と比べると共通テストの割合がやや高くなっています。共通テストは第1段階選抜として用いられ、同学部の一般選抜の受験者の上位258位(商学部、経済学部)、159位(法学部)、220位(社会学部)、60位(ソーシャル・データサイエンス学部)相当の得点以上であった者が合格になります。

商学部(経営学科、商学科)、ソーシャル・データサイエンス学部(ソーシャル・データサイエンス学科)

試験国語社会数学理科外国語情報小論文等配点合計
共通テスト505050505050300
第2次試験小論文250面接150推薦書、調査書40自己推薦書10450
合計750

経済学部(経済学科)

試験国語社会数学理科外国語情報小論文等配点合計
共通テスト454545354535250
第2次試験小論文300面接150推薦書、調査書40自己推薦書10500
合計750

法学部(法律学科)

試験国語社会数学理科外国語情報小論文等配点合計
共通テスト405050404030250
第2次試験小論文300面接150推薦書、調査書40自己推薦書10500
合計750

社会学部(社会学科)

試験国語社会数学理科外国語情報小論文等配点合計
共通テスト505050505050300
第2次試験小論文300面接120推薦書、調査書20自己推薦書10450
合計750

出願要件

一橋大学の学校型推薦は出願要件にかなり厳しい基準を設けています。以下のいずれか1つを満たす必要があります。

※簡略的に記載しています。学部によって求められる資格に若干の違いがあります。

英検1級、TOEFL iBT 93点以上、他

独検準1級、他

仏検準1級、他

中検準1級、他

日本数学オリンピックで予選通過(Aランク取得者)またはBランク上位者

応用情報技術者試験合格

日本情報オリンピックの予選Aランク取得者

統計検定2級合格(A評価以上)もしくは1級の統計数理合格

国際バカロレア資格授与

対策

まずは出願要件を満たすために、英検1級、数学オリンピック、その他該当する資格の取得が必要となってきます。出願要件を満たすと共に、共通テストの得点が高水準であることも第1次選抜で必要なので、共通テストも85%〜90%を目指していきましょう。ここまでが非常に困難な道のりですが、出願要件と共通テストを通過できればその後の第2次試験の合格の可能性はかなり高いと言えます。下記の学校型推薦の入試結果データをご覧ください。厳しい出願要件の影響により、出願者自体が少なく、下記令和5年度入試のデータを見ると志願者の時点で社会学部以外は定員割れを起こしていることが分かります。

令和5年度 学校型推薦データ

学部募集人員志願者倍率第1段階選抜合格者受験者合格者
商学部15120.8888
経済学部15100.7776
法学部1080.8332
社会学部10212.1111110
ソーシャル・データサイエンス学部540.8111
合計5555303027

※志願者数には無資格者も含まれます

第1段階選抜の共通テスト時点で学部によって差はありますが、半数程度に絞られているようです。その後の試験ではほとんどの受験者が合格しており、各学部0もしくは1人が不合格となっています。以上のことから、一橋大学の学校型推薦は出願自体がかなり厳しく、かつ、共通テストの結果も高水準を求められますが、それを突破すれば合格する確率がかなり高いと言えます。出願要件に当てはまる資格や実績を持っており、共通テストに自信がある人はチャレンジしてみてください。ただし、出願要件になっている資格はハードルが非常に高いため、基本的には一般受験で合格を目指していくのが主流となります。

まとめ

一橋大学は文系の最難関大学であり、入試難易度は東大や京大と同程度のレベルです。基礎〜応用までの勉強はもちろん、一橋大学独自の入試問題の傾向を理解し、徹底的に演習することで合格への道が開けていきます。就職においては金融関係を中心として有名企業への就職実績が目立つのが特徴です。また、2023年度に新設されたソーシャル・データサイエンス学部は文理融合したような学部で、分野横断的に学ぶことができます。

このような最新のトレンドもいち早く導入していく挑戦的な大学でもあるので、ハイレベルかつ新しいことにチャレンジしていきたい方はぜひ受験を検討していきましょう。

名古屋大学に行きたいと考える入学希望の方も多いのではないでしょうか。しかし、どのような勉強方法や対策方法をすればいいのかわからないという受験生も多いと思います。そこで本ページでは、名古屋大学の入試方式や倍率などのデータをご紹介します。是非参考にしてみてください。

名古屋大学とは

名古屋大学は、旧帝大(東京大学・京都大学・東北大学・九州大学・北海道大学・大阪大学・名古屋大学)の1つであり、1939年、旧帝大としては7番目に創立されました。旧帝大の偏差値はこちらです。

大学名偏差値
東京大学67.5~72.5
京都大学62.5~72.5
東北大学55.0~67.5
九州大学55.0~65.0
北海道大学50.0~65.0
大阪大学57.5~70.0
名古屋大学50.0~67.5

名古屋大学は指定国立大学法人として文部科学大臣から指定を受けており、世界最高水準の教育研究活動の展開が相当程度見込まれる国立大学であると認められています。ものづくりが盛んな愛知県という土地柄もあり、研究基盤が強いです。「THE世界大学ランキング2024」では、日本の大学は10個ランクインしているのですが、そのうちの一つとして250以内にランクインしています。

名古屋大学の学部について

学部学科
文人文
教育人間発達科学
法法律・政治
経済経済
経営
理学部数理
物理
化学
生命理学
地球惑星科学
工化学生命工
物理工
マテリアル工
電気電子情報工
機械・航空宇宙工
エネルギー理工
環境土木・建築
農生物環境科学
資源生物科学
応用生命科学
医医
保健 看護学
保健 放射線技術科学
保健 検査技術科学
保健 理学療法学
保健 作業療法学
情報自然情報
人間・社会情報
コンピュータ科学

名古屋大学は理系の研究施設が非常に充実しており、過去にノーベル賞を受賞した名古屋大関係者も多いです。情報学部については、元の情報文化学部と工学部の情報工学コースが統合される形で2017年度から設立された学部となっています。工学部は1つの学年に700人〜900人近くの学生が所属しており、7つの学科があります。その中でも機械・航空宇宙工学科は非常にレベルが高い学科です。

名古屋大学の学生数

学部学生数男女比率
文学部571男性:40.6%女性:59.4%
教育学部313男性:37.2%女性:62.8%
法学部686男性:58.2%女性:41.8%
経済学部913男性:69%女性:31%
理学部1216男性:79%女性:21%
工学部2952男性:88.7%女性:11.3%
農学部749男性:54.1%女性:45.9%
医学部 医学科1522男性:74%女性:26%
医学部 保健学科男性:24.5%女性:75.5%
情報学部624男性:81.4%女性:18.6%

現在は約17000人の学生が在籍しています。大学全体の男女比は男性が約70%、女性が約30%になっています。ただ、学部によってかなり差があり、工学部では男性が88.7%女性が11.3%とおよそ9:1の割合で男性が多いです。一方で教育学部では男性が37.2%女性が62.8%と女性の割合が多く、男性のおよそ1.7倍います。

名古屋大学の所在地

東山キャンパス鶴舞キャンパス大幸キャンパス
・文学部
・教育学部
・法学部
・経済学部
・理学部
・工学部
・農学部
・情報学部
地下鉄名城線名古屋大学駅下車すぐ
・医学部医学科
JR中央本線鶴舞駅、地下鉄鶴舞線鶴舞駅下車 徒歩5分
・医学部保健学科
地下鉄名城線ナゴヤドーム前矢田駅下車 徒歩5分

キャンパスは全部で3つあります。東山キャンパス、鶴舞キャンパス、大幸キャンパスです。メインキャンパスは、「東山キャンパス」になります。文学部・教育学部・法学部・経済学部・理学部・工学部・農学部・情報学部の学生が利用しています。地下鉄名城線名古屋大学駅から直結となっており非常に便利です。「鶴舞キャンパス」は医学部医学科の学生が利用します。「大幸キャンパス」は医学部保健学科の学生が利用します。

名古屋大学の就職・進学について

2023年度の主な就職先をまとめてみました。

主な就職先人数
トヨタ自動車46名
デンソー33名
日本ガイシ26名
中部電力パワーグリッド24名
ブラザー工業21名
豊田自動織機19名
アクセンチュア18名
楽天グループ17名
中部電力16名
三菱電機16名
三菱UFJ銀行15名
NTTデータ14名
アイシン13名
住友化学13名
三菱重工業13名
村田制作所13名
NTTドコモ12名
ソニー12名
東邦ガス12名

最も多いのがトヨタ自動車、次いでデンソー、日本ガイシへの就職者が多いです。愛知県ということもあり、トヨタへの就職が多いですね。全体を通して地元企業への就職が多い大学です。就職支援としてはキャリアサポートセンターが学内設置されており、専属スタッフと相談員が常駐しています。インターンシップ実施企業の情報やOB・OG名簿の閲覧など、企業にアプローチするための資料もそろっています。

将来的に中部地方の会社に将来的に就職したいと考えている方は名古屋大への進学も選択肢に上がってくるでしょう。また全学生のうち約53%が大学院へ進学しています。特に工学部は86%の学生が大学院へ進学しており、大学院への進学率が高いです。

偏差値と倍率

偏差値

学部偏差値
文学部62.5
教育学部62.5
法学部60.0
経済学部60.0
理学部60.0
工学部57.5~60.0
農学部57.5
医学部 医学科67.5
医学部 保健学科50.0~55.0
情報学部60.0~62.5

偏差値は平均すると60前後くらいになっています。偏差値が一番高いのが、医学部 医学科の67.5となっています。こちらの偏差値は前期試験のみをまとめたものになります。共通テストのボーダーについては、76~78%の学部・学科が多いです。その中でも、医学部保健学科看護についてはボーダーが68%になっており、医学部保健学科については他学部と比較しても、ボーダーが少し下がります。

倍率

名古屋大学の2023年度前期試験の倍率をまとめました。

学部倍率
文学部2.0
教育学部2.7
法学部2.1
経済学部1.9
理学部2.2
工学部2.2
農学部2.3
医学部 医学科2.3
医学部 保健学科1.3~2.5
情報学部3.0

医学部医学科については、2022年度の1.4倍から2.3倍に増えています。また医学部保健-看護は1.3倍の倍率になっており、全学科の中で最も倍率が低いです。大学全体でみると、前期試験の倍率は2.2倍です。

名古屋大学の攻略法

入試方式

一般入試(前期・後期)の他に学校推薦型選抜が実施されています。また2025年度の入試から総合型選抜が理学部で実施されます。

配点について

まず各学部の前期試験の配点は以下の通りです。

文学部

試験国語社会数学理科外国語情報小論文等配点合計
共通テスト20020020010020050950
個別学力検査4002002004001200
合計600400400100600502150

教育学部

試験国語社会数学理科外国語情報小論文等配点合計
共通テスト200100 or 200200100 or 20020050950
個別学力検査6006006001800
合計800100 or 200800100 or 200800502750

法学部

試験国語社会数学理科外国語情報小論文等配点合計
共通テスト20020020010020050950
個別学力検査200200200600
合計200200400100400502001550

経済学部

試験国語社会数学理科外国語情報小論文等配点合計
共通テスト20020020010020050950
個別学力検査5005005001500
合計700200700100700502450

情報学部自然情報

試験国語社会数学理科外国語情報小論文等配点合計
共通テスト20010020020020050950
個別学力検査4003004001100
合計200100600500600502050

情報学部人間・社会情報学

試験国語社会数学理科外国語情報小論文等配点合計
共通テスト20010020020020050950
個別学力検査4003004001100
合計200100600500600502050

情報学部人間コンピュータ科学

試験国語社会数学理科外国語情報小論文等配点合計
共通テスト20010020020020050950
個別学力検査5005003001100
合計200100700700500502250

理学部

試験国語社会数学理科英語情報小論文等配点合計
共通テスト30010010010025050900
個別学力検査6006003001500
合計300100700800550502400

医学部医学

試験国語社会数学理科英語情報小論文等配点合計
共通テスト20010020020020050950
個別学力検査6006006001800
合計200100800800800502750

医学部保健

試験国語社会数学理科英語情報小論文等配点合計
共通テスト20010020020020050950
個別学力検査1505005005001650
合計350100700700700502600

工学部

試験国語社会数学理科英語情報小論文等配点合計
共通テスト20010010010010035635
個別学力検査5005003001300
合計200100600600400351950

農学部

試験国語社会数学理科英語情報小論文等配点合計
共通テスト20010020020020050950
個別学力検査1504006004001550
合計350100600800600502500

名古屋大学は学部によって配点が異なるので必ず自分が受験する学部の配点をチェックしましょう。共通テストよりも2次試験の配点が高いところが多いです。法学部は共通テストの方が配点が高いので注意しましょう。2次試験の配点の方が高いと言っても共通テストの配点がすごく低いというわけでもないので、2次試験の対策は重要視しつつ共通テストでもきちんと点数を取れるようにしていきましょう。2次試験については文学部、医学部保健学科、農学部は2次試験科目が4科目ですが、その他の学部は3科目になっています。

名古屋大学の2次試験の英語は長文読解2題、会話文1題、英作文1題という構成になっています。問題は割とオーソドックスな記述問題が多く、独特なクセのある問題は出題されない傾向があります。長文読解においては、やや難易度が高めの単語が含まれることもあり、文全体の構成から単語の意味を推測するという力が必要になってきます。

文系数学は出題数は3題で、確率・図形と方程式・微分積分が頻出の分野になっています。近年では整数の分野も増えてきており、注意が必要です。

理系数学は、試験時間150分に対して4題の出題です。今までは文系と共通問題が出題されていましたが、近年では文系との共通問題が出題されていない傾向になっており、理系数学からの出題が目立ちます。微分積分と確率に関しては頻出事項ですので、優先的に仕上げていくことが必要でしょう。

また文系数学・理系数学の両方で問題冊子に「数学公式集」が掲載されており、他の大学では見られない形式です。ただ単に公式や解法を暗記することではなく、論理的な思考力・論述力を身につけることを意識しましょう

また推薦については、学校推薦型と総合型の試験があります。学校推薦型は、現役生のみが出願可能です。文学部のみ共通テストを利用せず、小論文・総合問題、面接(個人)、プレゼンが実施されています。その他の学部については、共通テストが必須になっており、共通テストでの利用科目は一般選抜と同じです。2次試験が必要ないですので、名古屋大学の2次試験のレベルは厳しいなという人でもチャンスがあります。また、2025年度入試から理学部で総合型選抜が実施されます。

試験科目や配点はこちらです。

理学部 数理科学科

試験試験科目
共通テスト数学700 理科200 外国語100
1次選考共通テスト500 書類500  提出された書類、共通テストの成績を総合的に評価
2次選考共通テスト150 書類150 面接700 口頭試問による面接を実施して、合格者を決定

理学部 物理学科

試験試験科目
共通テスト数学300 理科400(物理300、その他100) 外国語100
1次選考共通テスト800 書類100  提出された書類、共通テストの成績を総合的に評価
2次選考共通テスト800 書類100 面接200 口頭試問による面接を実施して、合格者を決定

理学部 地球惑星学科

試験試験科目
共通テスト国語100 社会50 数学300 理科300 外国語200 情報50
1次選考共通テスト300 書類100  提出された書類、共通テストの成績を総合的に評価
2次選考共通テスト300 書類100 面接200 口頭試問による面接を実施して、合格者を決定

理学部化学科

試験試験科目
1次選考書類100
2次選考書類100 小論文100
3次選考小論文100 面接(口頭試問を含む)200

理学部化学科

試験試験科目
1次選考書類100
2次選考書類100 小論文100
3次選考小論文100 面接(口頭試問を含む)200

理学部生命理学科

試験試験科目
1次選考書類100
2次選考総合選考(生命科学分野の講義に基づく小論文及び面接)100

数理学科・物理学科・地球惑星科学では共通テストが必要ですが、化学科・生命科学科では共通テストを課さない方式となっています。生命科学科については、出願要件に”研究プログラム(要項を確認してみてください)やコンテスト等で入賞あるいは上位の成績を修めるなどの活動実績のある者”という指定があります。現役生だけではなく、1浪目までの受験生が対象ですので、ぜひチャレンジしてみてください。

まとめ

名古屋大学は、研究が盛んでノーベル賞受賞者で名古屋大学関係者を多く輩出しており、ものづくりが盛んな土地柄もあり、研究基盤が強いことが特徴です。また、トヨタ自動車、デンソー、日本ガイシへの就職者が多いです。全体的に地元企業への就職が目立ちます。

名古屋大学は学部ごとに配点が異なるので注意が必要です。2次試験を重視しつつも共通テストもきちんと取るように心がけましょう。共通テストを利用した推薦も実施しているので、2次試験レベルが厳しいという方もチャンスがあります。これらの特徴をしっかりおさえて、名古屋大学を狙ってみてもらえればと思います。

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