名古屋大学に合格!
――合格おめでとうございます。Mさんは大学に通いながら再度、志望校を目指して受験しましたね。
「大学に通っていた前期の4月から7月は、電車で移動するスキマ時間に暗記したり、帰宅してすぐ参考書を開いて勉強したり、テキパキ動いていました。でも10月あたりから、だれてきて……。悔いが残った仮面浪人生活になりました」
――どの科目が一番大変でしたか?
「世界史です。苦手な科目なので、なかなか伸びなくて苦労しました。でもモチベーション高く勉強していた時期に、基礎を固めることができたと思います。応用の問題を解きながら、基礎が活かされている感覚があって、楽しく勉強できました」
――世界史が苦手とは言いつつ、共通テストは80点台でしたよね。参考書は何を使いましたか?
「『実況中継』です。世界史は最後まで苦手だったけれど、『実況中継』を読むのはおもしろくて、もっと学びたいという意欲がわきました」
――共通テストで高い点数がとれたのは、なぜだと思いますか?
「共通テストでは基礎問題が出やすいので、点数がとれたのかもしれません。『実況中継』と一問一答系の参考書のおかげです。でも、2次試験では記述問題が多く出ます。それを攻略するのが難しくて、ひとつランクを落とした大学を受験することにしました」
世界史が苦手な人の受験戦略とは……?
――名古屋大学を志望した理由を教えてください。
「名古屋大学には、近代経済学を主軸とする経済学部があります。もともと志望していた大学からランクを落として選んだのですが、僕が学びたい行動経済学や開発経済学について勉強できるという魅力があって、受験することに決めました」
――2次試験で苦手な世界史を使わなくていい、という話もありましたよね。
「名古屋大学の2次試験は英語・数学・国語の3教科です。ある程度、自信のある科目で戦えるから受験を決めたという理由もあります」
「勉強量は確保しつつ、計画をしっかり立てて!」
――これから受験の人たちに向けてメッセージをお願いします。
「僕は仮面浪人を決めてから旧帝塾に入りました。それまでの勉強法としては、勉強時間は多くとれていたけれど、合格までの道筋を立てられていなかったので、最後まで成績が伸びきらなかったんだと思います。だからこそ、これから受験をむかえる人には、勉強量を確保したうえでスケジュール管理に気をつけてくださいと伝えたいです」
――旧帝塾はどういう人におすすめですか?
「現役生のころの僕みたいに、自分でうまく予定を立てられない人におすすめだと思います。頑張って勉強しているけれど成績に結びついていない人は、旧帝塾に入ってサポートしてもらうと、合格できるはずです。頑張ってください」
――ありがとうございます。大学生活、楽しんでくださいね。