教科試験と面接だけで受験できる国公立大学の学校推薦型選抜と総合型選抜についてご紹介します。教科試験といっても共通テストではない教科試験の形式ではないので、その形式が苦手だという方でもチャンスです!
北見工業大学
北海道の北見市にある国立大学です。学校推薦型選抜と総合型選抜の両方が対象です。どちらも評定の基準はありません。学校推薦型選抜では、基礎学力確認試験が100点、面接が5段階で評価され選抜されます。基礎学力確認試験の科目は数学Iのみです。しかも内容は文部科学省が実施する高卒認定の試験の過去問から出題されます。1科目かつ基礎的な内容で受験することができます。総合型選抜では、コース確定枠、第一次産業振興枠、冬季スポーツ枠があります。コース確定枠は一般枠と女子特別枠に分かれます。冬季スポーツ枠の冬季スポーツはカーリングおよびアルペンスキーを指します。選抜方法はいずれの枠も基礎学力確認試験が100点、面接が5段階で評価されます。枠によって基礎学力確認試験の科目が異なります。コース確定枠は数学Iと物理基礎又は化学基礎の2科目、第一次産業振興枠と冬季スポーツ枠は数学Iのみです。内容は学校推薦型選抜と同じで、文部科学省が実施する高卒認定の試験の過去問から出題されます。1科目ないしは2科目の基礎的な内容で受験することができます。
引用:HP
https://www.kitami-it.ac.jp/wp-content/uploads/2023/09/R06suisenbosyuyoukou.pdf
https://www.kitami-it.ac.jp/wp-content/uploads/2023/08/R06sougoubosyuyoko.pdf
宇都宮大学
工学部の基礎工学科で実施している学校推薦型選抜が対象です。評定が3.5以上必要です。数学、物理、化学、英語の基礎能力試験と面接が実施されます。
引用:HP
https://www.utsunomiya-u.ac.jp/docs/R6_suisen.pdf
静岡大学
工学部で実施している総合型選抜が対象です。評定の基準はありません。基礎学力試験の教科は化学バイオ工学科は英語、数学、化学が実施され、その他の学科では英語、数学、物理が実施されます。3科目での受験が可能です。
引用:HP
https://www.shizuoka.ac.jp/nyushi/outline/course/document/kamoku07s_2.pdf
愛知県立大学
外国語学部で実施している学校推薦型選抜が対象です。ただし、愛知県の高校に在籍している方が対象です。一次試験が英語の筆記とリスニング、二次試験が面接となっています。英語の試験と面接の比重は2:1で英語の試験の方が多くなっています。英語の評定が4.0以上もしくは英検準1級取得しているなどの出願資格があるので注意してください。出願要件さえ超えていれば英語1科目での受験が可能です。
引用:HP
https://web-pamphlet.jp/aichi-pu/2024b3/#page=5
三重県立看護大学
看護学部看護学科の学校推薦型選抜が対象です。評定が3.8以上必要です。基礎学力検査では、現代文、数学IA、化学もしくは生物のどちらか、もしくは化学基礎と生物基礎、英語が必要です。いずれも100点満点で、面接はABCの3段階評価となります。
長崎県立大学
経営学部国際経営学科で実施している学校推薦型選抜が対象です。県内枠と県外枠があります。どちらも英語の評定は4.3以上必要で、共通テストの受験もしくは検定試験のスコアが必要です。例えば、検定試験のスコアは英検だと2級で1950以上が必要となります。共通テストの受験を選択した人は、一次試験で長崎県立大学の個別学力試験と面接を受験し、合格した人の中から最終選考として共通テストの英語が65%以上であった人が合格となります。ただし共通テストは英語以外も受験の必要があるので注意してください。検定試験のスコアを利用する人は、長崎県立大学の個別学力試験と面接の結果で選抜されます。英語100点、面接25点の125点で選抜されます。
まとめ
教科試験と面接で受験できる国公立大学についてご紹介しました。共通テストは自信がないという人や小論文も書くのが苦手だという人でもチャンスはあります。しかも一般選抜で受験するよりも科目数が少ないものもあります。中には1科目で受験できる大学もありました。こういった情報を知らないと受かったはずの国公立大学を逃してしまうかもしれませんので、しっかりと情報を集めて自分の受験を有利に進めていきましょう。国公立に行きたいけど何していいかわからないという人はぜひ無料カウンセリングでご相談ください。