本日は、2025年度の共通テストだけで受験できる国公立大学の推薦についてご紹介します。二次試験の高いレベルは難しいという方や面接が苦手という方でもチャンスがありますので必見です!
小樽商科大学
北海道小樽市にある国立大学です。商学部のみの大学で、経済学科や商学科など4つの学科があり、2年次から各学科に分かれて学んでいきます。評定は全体の学習成績が4.0以上もしくは全体が3.8以上でかつ国語、数学、外国語いずれかの学習成績の状況が4.3 以上であれば出願することができます。受験教科は、1科目から受験可能となっております。国語、英語なら1科目のみ、数学と情報は「数学IA」と「数学IIBC」や「数学IA」と「情報I」など2科目選択が必要です。
引用:HP
https://nyushi.otaru-uc.ac.jp/wp-content/uploads/sites/2/2024/04/r7riyouhouhou2.pdf
東京海洋大学
東京海洋大学の海洋生命科学部海洋政策文化学科が、共通テストでは受験可能です。東京海洋大学は受験の仕方がABCの3パターンあります。Aパターンは社会1科目、理科2科目の通常の理系国公立の受験科目ですね。Bパターンは社会2科目で理科基礎2科目、Cパターンは社会2科目と基礎でない理科1科目で受験します。文系でも理系でも受験することが可能です。
各パターンの配点はこちらです。
英語の250点はリーディング200点、リスニング50点です。大学が定める基準点に満たない場合は、合格対象者とはならないので注意しましょう。また、評定基準はありませんが英検などの英語外部検定を取得していないと受験できないので注意してください。
引用:HP
https://www.kaiyodai.ac.jp/upload-file/69cd7ad8ba3f7bb8a7c4a08ac24d226db0c79ab9.pdf
東京農工大学
東京農工大学は農学部と工学部の全学科で実施しています。
農学部は通常の理系国公立と同じような科目となっています。注意点は、共同獣医学科が地学を選択することはできない点と情報が含まれない点です。また、英語の配点が100点と通常よりも低くなっています。続いて、工学部についてです。工学部は、学科によって科目や配点が異なります。生命工学科、機械システム工学科、知能情報システム工学科の受験科目と配点は下記の図の通りになります。
国語と社会ありませんが、その代わりに情報が含まれています。生体医用システム工学科、化学物理工学科は国語と社会が必要ないうえに、情報も含まれません。応用化学科は国語が必要です。さらに情報が30点分入ります。
農学部の産業動物獣医師養成枠では数学・理科・英語での受験が可能です。理科は2科目必要で、英語の配点が100点と低くなっています。いずれの学部学科も評定基準はなしで受験することが可能となっております。
引用:HP
https://www.tuat.ac.jp/documents/tuat/admission/nyushi_gakubu/info/202305_2025nyusi_henkou_v2.pdf
名古屋大学
旧帝大の一つの名古屋大学も共通テストで合格することができます。対象は農学部です。
受験科目は、通常の理系国公立大学を受験するときと同じ6教科8科目です。なんと、評定基準もありません。2次試験も面接もなし評定の基準もなしで旧帝大に合格できる可能性があります。
引用:HP
https://www.nagoya-u.ac.jp/admissions/exam/upload/r7_entrance_examination_news_1.pdf
京都工芸繊維大学
京都工芸繊維大学は、一般プログラムと地域創生Tech Programの2種類あります。どちらも評定基準はありませんが、地域創生 Tech Programは出願時に京都府に所在地を置く高等学校に在籍する現役生、または京都府内に在住する現役生が対象となります。各学域課程の利用科目は、上記の図になっております。どの学域も6教科8科目での受験となります。課程によって理科の扱いが異なるので、自分の受験するところをきちんと確認してください。
あまり大きくは変わりませんが、一部の課程で国語や社会の配点が低くなっています。
引用:HP
https://ac.web.kit.ac.jp/02/nyushi/yoko/gakubu/R07_suisen_haiten.pdf
横浜市立大学
横浜市立大学では国際教養学部、国際商学部、理学部で実施しています。評定基準はございません。国際教養学部、国際商学部は通常の文系国公立受験科目、理学部は通常の理系国公立の受験科目となっています。
配点は下記述の図です。どちらの学部とも英語の配点が高くなっていて、社会もしくは理科の配点低いです。
引用:HP
https://www.yokohama-cu.ac.jp/admissions/news/2022/20221227_R7yokokuD.pdf
岐阜薬科大学
岐阜薬科大学は、評定基準なしで受験することができます。通常の理系国公立と同じ6教科8科目での受験で可能です。国語や社会などの文系科目の配点が低く、英語が通常の200点から250点に配点が増えています。
引用:HP
https://www.gifu-pu.ac.jp/uploads/2023/10/2025_admissions-2.pdf
愛知県立大学
愛知県立大学では外国語学部で実施しています。評定の基準はありません。愛知県立大学では、英語、国語、社会の3科目での受験が可能なので科目数が多いからという理由で国公立を避けている人でも受験しやすいです。外国語学部ということもあり、英語の配点が高くなっています。
引用:HP
https://www.aichi-pu.ac.jp/news/item/20221104_1.pdf
大阪公立大学
大阪公立大学では経済学部と商学部で実施しています。
経済学部・商学部ともに評定基準が3.5以上必要で、英語重視型と数学重視型の2種類の方式があります。どちらも受験科目は理科を除く5教科6科目です。ただし配点が異なります。英語重視型は英語が300点で数学が200点なのに対し、数学重視型は英語が200点で数学が300点となります。
引用:HP
https://www.omu.ac.jp/admissions/assets/2025_OMU_SE20240418.pdf
宮崎公立大学
宮崎公立大学では、評定基準が4.0以上で、英語の成績が4.3以上もしくは英検準2級以上を取得していることが出願の要件となっています。英語と国語が必須で、その他の科目から1科目選択する形です。3科目での受験が可能なので科目の多さで国公立を避けている人でも狙い目となっております。
引用:HP
https://www.miyazaki-mu.ac.jp/entrance/info/R7nyushi_henkoyokoku01.pdf
まとめ
共通テストのみで受験出来る大学の中には、旧帝大の一つである名古屋大学であったり、横浜市立大学や東京農工大学など難関大と呼べるような大学もあったかと思います。その他にも3科目でいける推薦もありました。国公立は科目数が多いから自分にはできない、難関大学の二次試験は自分には解けないと思ってしまうかもしれません。ただ、今回ご紹介したように科目数が少ない推薦や二次試験を受けなくてもよい推薦はあります。こういった情報をしっかり集めれば受験の幅がより広がり、選択肢が増えると思います。自分一人でこういった国公立大学の情報がよく分からない、国公立大学に行きたいけれど何をすればいいか分からない人は、ぜひ無料カウンセリングでご相談ください!